2022 Fiscal Year Annual Research Report
The Ainu and Immigrant communities in 19th cetury
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18K00937
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
檜皮 瑞樹 千葉大学, 大学院人文科学研究院, 准教授 (00454124)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久留島 浩 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 特任教授 (30161772)
伊達 元成 伊達市噴火湾文化研究所, その他部局等, 学芸員 (70620897) [Withdrawn]
黒田 格男 伊達市噴火湾文化研究所, その他部局等, 学芸員 (60885432)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 北海道移住 / 地域社会 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大状況にありながらも、年度後半には感染症対策に十分配慮したうえで、北海道及び宮城県での実地調査を実施した。 2022年5月23日には、オンラインで第1回の研究会を実施した。研究会では、①田村家文書の目録化作業の進捗状況確認、②研究分担者黒田格男による研究報告「伊達藍の成立とその特異性について」、③「亘理余臣家譜略記」のデジタル化作業に関する報告、の三報告が行われた。 2022年9月には第1回調査を北海道伊達市で実施した。伊達市では、①個人所有の田村家文書目録化に向けての最終確認作業、②佐藤家文書(大雄寺(伊達家菩提寺)所蔵)の整理作業及び翻刻作業について「いろはの会」(伊達市の郷土史学習サークル)との勉強会を実施した。また、大雄寺が新たに収集した移住武家関係資料の整理に向けての基礎作業を行った。 2023年2月には、亘理町と北海道札幌市で調査を実施した。亘理町では、亘理町郷土資料館所蔵渡辺家文書の再整理作業、具体的には町史編纂作業時における紐綴じの解体、及び目録作成に向けての予備作業を実施した。また、北海道立文書館では北海道移住者関連史料の調査・撮影を実施した。 研究期間の大部分は新型コロナウイルス感染症拡大の影響によって、現地での調査実施が困難な状況にあったが、期間全体を通じて、①田村家文書の目録化作業が大部分終了(2023年度に刊行予定)、②亘理町における未整理史料の調査・目録化作業を実施、③北海道移住と地域社会形成に関する論文4本及び共著1冊を発表したことが成果として挙げられる。
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Research Products
(4 results)