2021 Fiscal Year Research-status Report
Elucidating the human activities and environmental changes at the foot of Mt Daisen through systematic soil sampling and analysis
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18K01065
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
松本 直子 岡山大学, 文明動態学研究所, 教授 (30314660)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邉 正巳 島根大学, エスチュアリー研究センター, 客員研究員 (80626276)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 縄文時代 / 古環境復元 / 黒ボク土形成 / 花粉分析 / 植物珪酸体分析 / 人間による植生干渉 / 微粒炭分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度、2019年度に鳥取県大山町岩伏し遺跡で打ち込み式サンプラーにより採取した土壌サンプルに基づいて、2020年度にひととおり完了していた植物珪酸体分析、花粉分析、微粒炭分析の結果について再検討をを行った。2020年度に実施した3地点の試料を対象とした放射性炭素年代測定と微粒炭フラックス分析によって判明した、黒ボク土層のなかでも層準や地点によって、火による攪乱の頻度が高いところと低いところがあることについて、追加の分析が可能かどうかを検討したが既存サンプルでは難しく、新たにサンプリングする必要があると判断した。しかし、2021年度はコロナ禍のため調査が実施できず、来年度に持ち越すこととなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年度に追加のサンプル採取を行って研究を完了する予定であったが、コロナ禍で実施できず、延期となった。
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Strategy for Future Research Activity |
火による攪乱の頻度が地点・層位によってどのように変遷するかを確認するために必要なサンプリングを実施し、大山山麓における黒ボク土形成と人間活動ないし堆積プロセスの関係について分析を行う。
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Causes of Carryover |
研究を完了するのに必要な追加のサンプリングがコロナ禍で実施できなかったため、経費を繰り越して2021年度に実施することとした。
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Research Products
(1 results)