Creating a research and database of archaeological and art materials by Dr.Tsugio Mikami

2020 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 18K01078
• Research Institution: The Toyo Bunko
• Principal Investigator: 金沢 陽 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (90392886)
• Project Period (FY): 2018-04-01 – 2022-03-31
• Keywords: 三上次男 / フィールドノート / 東西文化交流 / 貿易陶磁 / 東北アジア

Outline of Annual Research Achievements

当研究は、対象資料の整理・解析が主作業であり、2020年度は新たに発見された資料を含めて、書き起こしやスキャニングを進捗させることが課題であり、それが資料解析等次に進むための必須の段階であった。ところが2019年度末より新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、資料保管者である公益財団法人出光美術館および青山学院大学より、構内の保管庫への立ち入りが停止され、今日に至っているため、１年以上にわたり完全に研究活動が停止している。したがって研究費も全く支出する機会が無かった。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

資料への働きかけが停止され、活動不可能な状態が続いているため。

Strategy for Future Research Activity

2019年度末より停止している諸作業を再開しなくてはならないが、再び資料を扱えるようになる目途が管理者側から全く示されていない。一方で2020年度の研究費が全額保留されているので、2021年度までの研究期間を延長して計画を進捗させることを希望したい。

Causes of Carryover

新型コロナウイルス感染症の影響で、対象資料を扱うことができず、費用の支出の機会が失われたため、次年度に繰り越さざるを得なかった。人件費を有効に支出して作業の進捗をはかることに重点を置く。