2021 Fiscal Year Annual Research Report
A Basic Research for the Study and Utilization of "Imperial Household Movies" from the Taisho to the Showa Periods
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18K01099
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Research Institution | Tamagawa University |
Principal Investigator |
紙屋 牧子 玉川大学, 芸術学部, 非常勤講師 (20571087)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 暢平 成城大学, 文芸学部, 教授 (20407612)
高木 博志 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (30202146)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 映画 / 映像文化 / フィルム / アーカイブ / メディア / 表象 / 天皇・皇族・皇室 / 天皇制 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に続いて、新型コロナウィルス感染状況を鑑みて、研究計画を大幅に変更せざるを得なかった。当初予定していた海外のアーカイブにおける調査は断念したものの、国内のアーカイブにおける調査および収集した資料等の分析・論文執筆を、本年度より新たにスタートさせた研究課題「大正期から昭和期における「皇室映画」の研究活用に向けた基礎調査」(基盤研究C)との接続を考慮しつつ進めた。その成果は、紙屋牧子(研究代表者)が「昭和天皇「代替わり」儀式の映画における視覚表象」というテーマで美学会第72回大会にて口頭発表をおこない(2021年10月9日)、高木博志(研究分担者)は論文「近代天皇制と洞村移転」を『近代日本の部落問題』朝治武ほか編(解放出版社)を寄稿し、森暢平(研究分担者)は『天皇家の恋愛 明治天皇から眞子内親王まで』(単著、中公新書、2022年)を刊行した。また、紙屋は、占領期からポスト占領期における天皇表象を考察するうえで重要な労働争議問題に着目し、「マキノ雅弘監督『次郎長三国志 第九部 荒神山』(1954年)の異様さについて──「冤罪」の表象と松川事件との共振性──」というテーマの論文を『武蔵野美術大学研究紀要』第52号に投稿し掲載された。また、研究分担者として参加している科研費研究課題「塚田嘉信コレクションを起点に初期映画史を読みなおす」(基盤研究C)との共催で合同研究会「NFAJコレクションを活用した映画史の再検討」を開催し、「国立映画アーカイブ所蔵フィルム『輝く昭和聖代 御大禮の盛儀』(1928)について」というテーマで口頭発表をおこなった。
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Research Products
(8 results)