2020 Fiscal Year Research-status Report
持続可能な地域社会の復興を目的とした博物館教育システムの開発
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18K01103
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| Research Institution | Kitasato University |
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Principal Investigator |
朝日田 卓 北里大学, 海洋生命科学部, 教授 (00296427)
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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| Keywords | 博物館教育 / 東日本大震災 / 被災博物館 / 持続可能性 / ティーチャーズガイド / 教育普及事業 / 人材育成 / 体験学習 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、東日本大震災被災地である岩手県沿岸南部の博物館において、持続可能な社会の構築に資する人材育成の一部を担うことができる博物館教育システムを作ることを目的としたものである。3年目である2020年度は、2019年度までに実施した公立学校教員を対象としたワークショップや各種教育普及事業で検証を続けてきた博物館教育プログラムに活用するためのガイドブック「海のがっこうティーチャーズガイド」を発行した。また、博物館教育プログラムに使用する貸し出し教材の適用法や組み合わせ等を検討し、プログラム別に準備した。
当初の計画では、これまでに発行した各種ガイドブック類を用いて教育普及事業等を行い、その有用性等を検証する予定であったが、新型コロナウイルス感染症が拡大した影響により教育普及事業等を中止せざるを得なかったため、これらの検証は不可能であった。そのため本研究の実施延長を願い出、次年度に検証を行うこととなった。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究実施計画では、教員等の指導者に活用してもらうことを想定して作成したガイドブック類の有用性を、博物館教育普及事業等における実証試験で検証する予定であったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により実証試験を実施することができなかったため。
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| Strategy for Future Research Activity |
2020年度に発行した教員向け博物館教育プログラムガイドブックを用いて実証試験を行い、アンケート調査などによってその有用性の判定や問題点の抽出を行う。また、これまでの研究結果の取りまとめを行い、博物館の各種事業への組み込みや指導者向け研修プログラムの構築を学芸員との協働で行う予定である。
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| Causes of Carryover |
2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、博物館の教育普及事業等を活用した学習プログラムの実証試験が実施できなかったため、旅費や教材費、ワークシート等の印刷費が執行できなかった。次年度は「教員のための博物館の日」など博物館における事業を活用した学習プログラムの有用性検証を行う予定であり、その費用として当該助成金を使用する計画である。
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Research Products
(1 results)
