2023 Fiscal Year Annual Research Report
Comparative Analysis of Class Actions in Latin America
Project/Area Number |
18K01224
|
Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
前田 美千代 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (70388065)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | ブラジル / 消費者集団訴訟 / 司法アクセス / 排出権取引 / AIと法 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は本研究課題の取りまとめとして、各種の国際研究集会に企画するとともに講演者として参加する機会を得て、国外の研究者と充実した意見交換を行うことができた。 5月にはブラジル・サンパウロよりマルセロ・カルガノ弁護士を招聘しブラジル法講演会(全2回)を開催した。第1回は「プライバシーと個人情報」、第2回は「再生可能エネルギーの法律と実務」を取り扱った。同月メキシコ・モンテレイ工科大学にてテクノロジー関連の消費者集団訴訟制度に関する招待講演を行なった。6月にはホセ・エルナン・ムリエル教授(メキシコ・モンテレイ工科大学)を招聘しAIと法に関するラテンアメリカ法講演会を開催した。11月下旬には、ブラジルのバイアーナ大学主催の国際セミナー「司法アクセスと司法行政:現代的傾向」(Seminario Internacional de Justica Multiportas e Administracao da Justica: Tendencias contemporaneas)から招待を受け、「日本における消費者集団訴訟と司法アクセス」(Acesso a tutela coletiva em defesa do consumidor no Japao)という講演を実施した。この国際セミナーには、ブラジル、ポルトガル、アルゼンチンなどから講演者が参加しYouTubeで同時配信された。 12月には日弁連より招聘を受けて「消費者-事業者二分法制の克服による消費者的事業者への消費者法適用範囲の拡大について」の講演を実施した。2024年1月には、消費者法研究会にて「ラテンアメリカにおける消費者の範囲・定義」に関する講演を実施した。同月、ブラジルからジョゼー・アウグスト・フォントウラ・コスタ教授(サンパウロ大学)を招聘し研究会を実施した。
|