2020 Fiscal Year Research-status Report
最高裁裁判官の選任と判例形成との関係--オーラル・ヒストリーの手法を通じて
Project/Area Number |
18K01395
|
Research Institution | Soka University |
Principal Investigator |
山田 隆司 創価大学, 法学部, 教授 (70631159)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 最高裁判所 / 判例形成 / 最高裁裁判官 |
Outline of Annual Research Achievements |
元最高裁裁判官を対象としたオーラルヒストリーを実施したが、コロナ禍のため、その内容をまとめたうえで公刊に向けての編集作業が難航した。しかし、出版社の編集者と連携をとり、2020年12月に、『お気の毒な弁護士――最高裁判所でも貫いたマチ弁のスキルとマインド』(弘文堂)を発刊することができた。十全とは言えないが、最高裁判所の判例形成の背景について社会に伝えることができた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍のため、オーラルヒストリー公刊に向けての編集作業が難航したが、2020年末に出版することができたことから、これをもとにして最高裁判所の判例形成過程について研究を進めている。
|
Strategy for Future Research Activity |
最高裁判所の判例形成過程について研究を進め、オーラルヒストリーとは別の論稿に結びつけることができないか検討している。
|
Causes of Carryover |
研究がコロナ禍等によって若干滞ったため。
|
-
[Book] お気の毒な弁護士2020
Author(s)
山浦 善樹、山田 隆司、嘉多山 宗
Total Pages
464
Publisher
弘文堂
ISBN
978-4-335-35846-3