2018 Fiscal Year Research-status Report
理想主義国家アイルランド共和国の国連PKOへの参加理由とそのメリット
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18K01478
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Research Institution | Kyoei University |
Principal Investigator |
石塚 勝美 共栄大学, 国際経営学部, 教授 (20337653)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | Ireland / United Nations / peacekeeping / European states |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では「理想国家アイルランド共和国の国連PKOへの参加理由とそのメリット」について調査する。1年目は、現在の国連PKOそのものについて研究しており、現在国連PKOの中でも規模が大きく、アイルランド共和国のようなヨーロッパ諸国が多く展開している国連マリ多元統合安定化ミッション(MINUSMA)に焦点を当てた。このMINUSMAをテーマにして、国際学会1本、国内でも1本の論文を発表した。アイルランド研究に関しては、2月にアイルランドの首都ダブリンに行き、外務省やアイルランド陸軍を訪問してインタビュー等を実施した。その研究実績は来年度に行うとする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
MINUSMAやヨーロッパ諸国のPKO政策、とりわけ武力行使や対テロリスト対策におけるPKO政策については国際学会にも論文を発表しており順調である。一方アイルランド共和国のケースに関しては、調査は進んでいるが成果は来年度となる。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年の8月から9月にかけてアイルランド共和国の陸軍が展開している国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)を訪問し、インタビュー等のフィールド調査を行う予定である。また論文も数本発表・出版したい。
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Causes of Carryover |
平成31年2月15日から22日にかけて行ったロンドン・アイルランドダブリンへの調査の渡航費が予定より安価に済んだために、この残金は次年度のフィールド調査に費やす予定である。
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Research Products
(2 results)