2018 Fiscal Year Research-status Report
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18K01486
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
服部 龍二 中央大学, 総合政策学部, 教授 (80292712)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 外交 / 政治 / 冷戦 |
Outline of Annual Research Achievements |
拙著『高坂正堯――戦後日本と現実主義』(中公新書、2018年)を刊行した。これに関連して、「著者に聞く 『高坂正堯――戦後日本と現実主義』/服部龍二インタビュー」をweb中公新書に載せたほか、拙稿「なぜ島田紳助がリスペクト? 国際政治学者・高坂正堯の意外な一面」(文春オンライン、2018年12月9日)を執筆した。 訳書としては、Ryuji Hattori, translated by Tara Cannon, Understanding History in Asia: What Diplomatic Documents Reveal (Tokyo: Japan Publish Industry Foundation for Culture, 2019) が刊行された。 論文としては、拙稿「岡崎嘉平太と中国」(『中央大学論集』第40号、2019年2月)がある。これは、「岡崎嘉平太と中国」(岡山県郷土文化財団岡崎嘉平太記念館『日中国交正常化40周年記念 岡崎嘉平太がめざした世界平和への道を考える 第11回 講演会』岡山県郷土文化財団岡崎嘉平太記念館、2013年1月)に加筆修正したものである。いずれPDFが、中央大学学術リポジトリに掲載される。 オーラルヒストリーとしては、秋山昌廣/真田尚剛・服部龍二・小林義之編『元防衛事務次官 秋山昌廣回顧録──冷戦後の安全保障と防衛交流』(吉田書店、2018年)を刊行した。 新聞では、『河北新報』5月3日朝刊24面にコメントを寄せた。これは衆議院議長時代の幣原喜重郎の史料に関するものであり、コメントの内容は、拙著『増補版 幣原喜重郎──外交と民主主義』(吉田書店、2017年)と部分的に重複している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
上記の研究業績に加えて、中曽根康弘100歳に関するものとしては、拙稿「100歳を迎えた中曽根康弘・元首相」(『WEBRONZA』2018年5月27日)、「官邸主導の起点に」(『上毛新聞』2018年5月27日朝刊12面)、「官邸主導の起点」(『福井新聞』2018年5月27日朝刊19面)を載せた。 また、拙稿「この3冊 シベリア出兵」が、6月24日の『毎日新聞』9面に掲載された。 2018年12月12日の『毎日新聞』朝刊21面に、インタビュー記事「ぐるっと首都圏 服部龍二」が掲載された。 テレビに関しては、2018年12月6日のNHK BSプレミアム放送「昭和の選択 開戦を回避せよ! ~近衞文麿・日米交渉の挫折~」にVTRで出演した。
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Strategy for Future Research Activity |
拙稿「30年ルールの起源と外交記録公開」(『外交史料館報』第32号、2019年)が掲載予定となっている。
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Research Products
(8 results)