2019 Fiscal Year Research-status Report
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18K01486
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
服部 龍二 中央大学, 総合政策学部, 教授 (80292712)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 外交 / 政治 / 冷戦 |
Outline of Annual Research Achievements |
拙著『増補版 大平正芳 理念と外交』(文春学藝ライブラリー、2019年)、『外交を記録し、公開する――なぜ公文書管理が重要なのか』(東京大学出版会、2020年)を刊行した。 拙稿「評伝・中曽根康弘、戦後日本外交の頂点を極めた」(『日経ビジネスオンライン』2019年12月2日号)1-2頁、"Statesman Yasuhiro Nakasone helped shape postwar Japan," The Japan Times, December 6, 2019, p. 4; 「追悼 中曽根康弘元首相」(『中央公論』2020年2月号)130-135頁を公表した。 インタビュー記録としては、拙編「元広島市立大学広島平和研究所所長 浅井基文インタビュー」(土田哲夫・子安加余子編『近現代の中国と世界』中央大学出版部、2020年2月)315-445頁、「元住友銀行専務取締役 岡部陽二インタビュー――学生時代の高坂正堯」(『総合政策研究』第28号、2020年3月)111-128頁がある。 また、翻訳としては、拙著『佐藤栄作――最長不倒政権への道』(朝日新聞出版、2017年)の英訳を進めている。現在、英語圏の出版社と契約している。順調にいけば、Ryuji Hattori, translated by Graham Leonard, Eisaku Sato, Japanese Prime Minister, 1964-72: Okinawa, Foreign Relations, Domestic Politics and the Nobel Prize (London: Routledge, 2020)として刊行予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
拙著として、『増補版 大平正芳 理念と外交』(文春学藝ライブラリー、2019年)のほか、『外交を記録し、公開する――なぜ公文書管理が重要なのか』(東京大学出版会、2020年)を刊行した。とりわけ後者では、冷戦後の日本外交についてアーカイブズ学ないし制度史の観点も踏まえて検討してある。
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Strategy for Future Research Activity |
従来の研究を継続することに加えて、ある元外務官僚へのインタビューを進めている。 このインタビューについては、本年度内に刊行できるよう、準備を整えてある。
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Research Products
(5 results)