2023 Fiscal Year Research-status Report
The Reversed Image of the United States as Liberal and China as Mercantilistic
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18K01489
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
伊藤 剛 明治大学, 政治経済学部, 専任教授 (10308059)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 米中争覇 / 日米中関係 / 覇権 / 戦略的あいまい性 / QUAD |
Outline of Annual Research Achievements |
コロナ禍が落ち着いたこともあって、科研費を使用する目途がある程度着くようになった。自由貿易や透明性の高い国際秩序について検証するため、海外出張と国際会議での報告を行い、論文を幾つか執筆した。 論文については二本。第一に、2024年1月に行われた台湾総統選挙についてのエッセイを執筆し、第二に、近年ミニラテラルな国家間枠組みが形成されていることに鑑み、日豪関係について論文を執筆した。 また、学会発表については、2023年5月にハノイ、ベトナム国家大学にて、8月にパリの戦略研究所において、12月に台湾の政治大学において行った。経済的な枠組みに加えて、安全保障上の離合集散や、ミニラテラルな動きも顕著になってきているので、オーストラリアと台湾の動向については、注視して分析を行った。 論文の中に挙げた日豪関係については、2023年7月に明治大学において国際会議を開催した。研究テーマである中国の台頭に従って、日本を中心とする国際フレームワークにも変容が見られることを強調した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍で海外での調査ができなかった分、現状は次第に良好な方向に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
延長を2回行ったため、2024年度が最終年度となる。現時点では、すでに台湾への出張、アメリカへの出張を行い、資料調査とインタビューを行うことが決まりつつある。また、期せずして研究年度中にアメリカ大統領選を迎えることとなったため、これについても観察を行いたいと考えている。このテーマで掲げた自由主義・保護主義という対抗軸の再来のように思っている。
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Causes of Carryover |
コロナ禍が収まって徐々に使用しているが、これまでの累積額が大きいので、現状のようになっている。
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