2021 Fiscal Year Research-status Report
日本の防衛新体制への道:日英・日豪防衛協力の比較分析
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18K01494
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Research Institution | Kansai Gaidai University |
Principal Investigator |
酒井 英一 関西外国語大学, 外国語学部, 教授 (10388481)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 洋一郎 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 教授 (90569782)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 防衛 / オーストラリア / イギリス / 安全保障 / 中国 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度では新型コロナウィルスのパンデミックという状況が昨年度から続き、昨年度に続き海外渡航が全て不可能な状態であった。よって予定していた国際会議の対面参加はできなかった。ただ4月には International Studies Association (ISA) Las Vegas 会議はヴァーチャル会議になり、インド太平洋の安全保障に関するラウンドテーブルに討論者として参加した。ここで他の参加者から得た知見はその後の研究に大いに反映された。また昨年より延期になっていたInternational Political Science Association (IPSA) Lisbon 会議が7月にヴァーチャル会議として開催され、そこでも日英防衛協力について発表し、欧米の研究者から様々な意見や助言を頂いた。8月には International Convention of Asian Schalors (ICAS) 京都会議にもヴァーチャル参加し、そこで日英防衛協力を研究している他大学の研究者からも重要な指摘を受け大きな示唆を受けることができた。さらに10月にアントワープ大学での開催予定であったものが、これまたヴァーチャル開催になった国際ワークショップにて修正を加えて口頭発表をした。昨年度は、それまで一時中断を余儀なくされていた他の研究者との交流も復活し、研究も進んだ。本年に入り3月まで論文の更なる修正に努めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2年にも及ぶコロナパンデミックの影響で、参加予定したいた国際会議やワークショップが一昨年度は軒並み中止にはなったが、その中で延期になったものが、昨年度はヴァーチャル会議という形で実現し、他の研究者からのフィードバックを得ることができるようになった。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は対面での会議の可能性も高まっており、海外での研究活動の可能性が出てきた。本年12月に開催される対面でのアントワープ会議にて今までの助言、批判、知見などを完全に反映させたものを口頭にて発表することになる。この論文は、英文でジャーナルに掲載され、その後書籍の章として出版される予定である。
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Causes of Carryover |
延期になったアントワープ大学での国際ワークショップが本年12月に対面での開催が予定されており、参加を予定しているためである。また国内の学会(日本国際政治学会)等にも参加する予定である。
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