2018 Fiscal Year Research-status Report
How international rules develop under FTAs: theory and empirical studies
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18K01499
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Research Institution | Institute of Developing Economies, Japan External Trade Organization |
Principal Investigator |
浜中 慎太郎 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 研究企画部, 海外研究員 (30790018)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 電子商取引 / FTA / ルール・メイキング |
Outline of Annual Research Achievements |
電子商取引に関する国際経済ルールの設定をテーマとする多くの国際会議に参加し、専門家と意見交換することができた。また、World EconomyにFTAにおける電子商取引ルールの制定に関する論文を掲載することができた。 World Economyの論文では主にFTAにおける電子商取引ルールがどのように発展してきたのかという問題に焦点を当て一定の成果をあげることができたが、専門家との意見交換を通じて、各国が選好するFTAにおける電子商取引章のルールは当該国の国内法制度の影響を受けている可能性が高いことがわかってきた。今後は両者の関係について、理論面・実証面から検討を行いたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今までの研究成果をまとめた論文をWorld Economyに掲載することができた上、今後の研究の方向性を定めるために必要な専門家との意見交換が順調に行えているため。
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Strategy for Future Research Activity |
各国が選好するFTAにおける電子商取引章のルールは、当該国の国内法制度の影響を受けている可能性が高いことがわかってきた。今後は両者の関係について、理論面・実証面から検討を行いたい。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じたのは,前倒し支払請求をしたためである。現在米国滞在中であり、オーストラリアにおけるIPSAに参加するための旅費がかさむことを想定して前倒し請求したが、実際にはそれほど旅費がかさまなかったため、前倒し支払請求をした分がほぼそのまま次年度使用額として残った。
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