2021 Fiscal Year Research-status Report
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18K01502
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
堀 健夫 東京工業大学, 工学院, 准教授 (80547513)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | リスク / 研究開発 / 企業 / バブル |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、2020年度に公表した以下の論文を査読付きの国際的学術誌に投稿した。 Takeo Hori and Ryonghun Im, Asset Bubbles, Entrepreneurial Risks, and Economic Growth. 現在のところ受理には至っていない。査読過程で得られたコメントをもとに論文の改訂を行った。改訂論文は、インターネット上(https://sites.google.com/view/takeohori)からダウンロード可能である。 また、上記の論文のモデルに「リスク選好(Epstein-Zin preference)を導入した分析」を行った。こちらは分析は終えているが、現在原稿を準備中である。既存のバブルの論文では、起業家のリスクを扱うことが多いが、リスク選好の役割を分析した研究は少ない。一方、本研究では、起業家のリスク選好によって、バブルの発生条件および経済への影響がどのように変わるかを分析した。起業家のリスク回避度の強さにより、(i) バブルが発生しやすくなること、(ii)バブルの経済成長へ与える影響が変わること、を示した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
これまでに1本の論文を査読付きの国際的学術誌に発表し、2本のdiscussion paperを発表した。discussion paperは2021年度中に査読付きに学術誌に投稿したが、現在の段階ではまだ受理されていない。今後、査読付きに学術誌での公刊を目指す。また、【研究実績の概要】で触れた「リスク選好(Epstein-Zin preference)を導入した分析」は原稿の準備段階である。2022年度中に原稿を完成させ公表する。
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Strategy for Future Research Activity |
以下の論文の査読付きの国際的学術誌を目指す。 Takeo Hori and Ryonghun Im, Asset Bubbles, Entrepreneurial Risks, and Economic Growth. 「リスク選好(Epstein-Zin preference)を導入した分析」の原稿を完成させ、ホームページなので公表する。
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Causes of Carryover |
コロナなどの影響により論文の投稿および改訂作業に遅れが生じた。2021年度の未使用額は、2022年度に論文投稿および改訂に必要な作業に用いる。
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