2020 Fiscal Year Research-status Report
An experimental study of redistribution
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18K01523
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
小田 秀典 京都産業大学, 経済学部, 教授 (40224240)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和泉 悠 南山大学, 人文学部, 准教授 (10769649)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 実験経済学 / 実験哲学 / 再分配実験 |
Outline of Annual Research Achievements |
残念ながら,Covid19感染拡大のため,予定していた国内および国外での実験室での実験がすべて不可能になった.さらに,代表者,分担者とも,急な遠隔授業の実施にともなって学部教育に時間をとられ,当初に予定していた研究時間を確保できず,研究計画にそう活動をできなかった. そのため文献調査や理論研究などを行なった.本研究計画の課題に関連して,他者(実験者および他のプレイヤー)の意図についての判断がプレイヤーの意思決定に与える影響に関しての実験哲学の文献を調べるとともに,これをゲーム理論の枠組みに取り込む方法を考察した. 以上の研究活動とともに.いままでの研究活動をもとに,実験経済学と実験哲学の内容を含むミクロ経済学の教材を作成して,遠隔授業で使用した.これにより,実験者が教員で実験参加者が受講生であるときの遠隔環境における実験結果を収集できた.実験結果は,実験室で実験参加者が募集される学生のときの実験とは異なることが多かったが,相違の実験が,(a) 実験者と実験参加者との関係が異なるためか,(b) 実験中の行動に応じて受けとる謝金の金額が変動するかしないか,(c) 実験環境が実験室か遠隔か,のいずれが原因かは必ずしも明瞭ではなかった. 本研究計画の実験を,ネットワーク環境で実施することも考慮したが,実験環境と実験参加者を前年度以前のものと同一にはできないため,研究期間を延長して前年度と同じ環境での実験をすることにした.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
Covid19感染拡大のため,予定していた実験室実験がすべて不可能になったため.
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Strategy for Future Research Activity |
実験室実験が可能になれば,昨年度に予定していた実験をして,研究を進める. もし今年度も実験室実験が不可能なら,ネットワーク実験を行うか,昨年度までの実験結果に基づいて研究成果としてまとめたい.
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由:Covid19感染拡大のため,実験室実験ができなかったため.
今年度の使用計画:実験室実験が可能になりしだい,当初計画の実験室実験を行う.まんがいち年度を通じて不可能なときには,ネットワーク実験などを実施するよてい.
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