Child Poverty: A Socio-Economic Analysis of Health Gap and Poverty Cycle

2019 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 18K01588
• Research Institution: Meiji Gakuin University
• Principal Investigator: 大村 真樹子 明治学院大学, 経済学部, 教授 (80397835)
• Project Period (FY): 2018-04-01 – 2022-03-31
• Keywords: 貧困 / 健康 / 子ども

Outline of Annual Research Achievements

本研究では、開発経済学で扱われる貧困の連鎖と人的資本蓄積の概念を応用し、ミクロレベルの貧困の悪循環が日本でどのように起きているのかを、健康の影響に焦点を当て検証する。特に、医療費助成制度と保育料助成政策に焦点を当て、子どもの貧困が長期に渡り、どのような影響をもたらし得るのかを、社会構造の側面と、身体的・精神的健康影響のミクロ的側面から分析する。
今年度も引き続き、貧困が当事者にもたらす物理的・心理的・社会的影響及び当事者の身体的・精神的健康の関連性を既存研究レビューから検討した。また、関連データベースに関する情報収集を行い、新しい計量分析手法を習得した。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

2018年度に引き続き学内で役職についたため、その業務に殆どの時間を費やす事となり十分に研究できる環境になかったため。また、新型コロナ感染症の影響により、年度末に予定していた出張も取りやめざるを得なかったため。

Strategy for Future Research Activity

遅れをなるべく取り戻しつつ、トータルでの研究計画配分を考えつつ研究を進める予定。

Causes of Carryover

2018年度に引き続き学内で役職についたため、その業務に殆どの時間を費やす事となり十分に研究できる環境になかったため。また、新型コロナ感染症の影響により、年度末に予定していた出張も取りやめざるを得なかったため。