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2020 Fiscal Year Research-status Report

Child Poverty: A Socio-Economic Analysis of Health Gap and Poverty Cycle

Research Project

Project/Area Number 18K01588
Research InstitutionMeiji Gakuin University

Principal Investigator

大村 真樹子  明治学院大学, 経済学部, 教授 (80397835)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywords健康 / 貧困 / 子ども / 医療制度
Outline of Annual Research Achievements

今年度は、日本を焦点に、医療助成制度と子どもの健康に関し、制度を実施している地方自治体データ収集・データ整理及び分析を実施した。市区町村レベルでの制度適用実態に関する情報はあるものの、医療保険制度利用状況に関しては、都道府県レベルのデータのみが入手可能であり、詳細な分析は困難であった。現状の限られたデータを用いた、日本での子どもの医療費助成制度及び医療利用頻度と健康には明白な関連は見られず、数少ない既存研究結果を裏付ける結果となった。保育料助成制度に関しては、各自治体で異なる制度が存在するが、待機児童の現状を鑑みると、本制度のみに焦点を当てることが適当ではなく、貧困・医療アクセスと健康の関連性を、他国の制度・データを含め比較検証をするため、引き続き関連データの収集及び新しい分析手法の習得を試みている。また、予防医療としての衛生習慣と貧困問題に関しても、引き続き分析を実施している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

―昨年度来の役職業務に起因する遅れを取り戻すべく、今年度の研究を進めたが、新型コロナ感染症の影響により、予定していた研究出張も取りやめざるを得ず、また、研究外の教務等の業務負担増があった。日本の既存データでの分析研究を実施したが、これらのデータは制約も多く、研究目的を遂行するにはより大規模かつ一貫性のある複数諸国のデータの利用が必要であるが、これらデータを利用するには新たなプログラミングを習得する必要もあることが判明し、当初の想定以上の時間が要することとなったため。

Strategy for Future Research Activity

本来の研究目的を遂行するにはより大規模かつ一貫性のある複数諸国のデータの利用が必要であり、これらデータを利用するには新たなプログラミングを習得する必要もあることが判明した。翌年度のサバティカルを利用し、これらのデータ分析のために必要なプログラミング技術を効率的に習得すべく、集中的に研修し習得したうえで、研究を遂行する予定。

Causes of Carryover

新型コロナ感染症の影響により、予定していた研究出張も取りやめざるを得ず、また、研究外の教務等の業務負担増があり、研究に遅れが生じたため。
本来の研究目的を遂行するにはより大規模かつ一貫性のある複数諸国のデータの利用が必要であり、これらデータを利用するには新たなプログラミングを習得する必要もあることが判明した。翌年度のサバティカルを利用し、これらのデータ分析のために必要なプログラミング技術を効率的に習得すべく、関連プログラムにおいて集中的に研修し技能を習得し、研究を遂行・継続する予定。

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Published: 2021-12-27  

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