2022 Fiscal Year Annual Research Report
Creative process of interdisciplinary collaboration between business planning, technical and creative professions
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18K01759
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
竹田 陽子 東京都立大学, 経営学研究科, 教授 (80319011)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 創造的成果 / 創造プロセス / 多元的視点取得 / 多様性 / ネットワーク多様性 / ビジネス企画 / ハードウェア開発 / ソフトウェア開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、今までにない製品・サービス・ビジネスモデルを生み出そうとする状況において、ビジネスの企画者や技術の開発者の発想と行動のパターン、組織における位置づけの違いに焦点をあてることで、場創発型の異分野協働を効果的に出現させ、新しい付加価値を生み出すメカニズムを解明することを目的としている。 新規事業開発、事業・商品・サービスの企画にチームで取り組んだ経験のある企業勤務者(n=400)に質問票調査を実施し、チームの多元的視点取得と多様性が創造的成果に与える影響について検証した。その結果、チームの創造的成果を直接的に高めるのはチームの多元的視点取得であり、チームの接触する相手の多様性は、多元的視点取得を介して間接的に創造的成果に影響を与えていた。また、チームメンバーの多様性は、接触相手の多様性を介して多元的視点取得に間接的な効果があったが、創造的成果に対しては、直接効果も、多元的視点取得を介した間接効果も有意ではなかった。 また、多元的視点取得に媒介される創造メカニズムが、ビジネス企画(n=400)、ハードウェア開発(n=424)、ソフトウェア開発(n=364)で異なるかどうかを検証した。その結果、各タスク群は、創造的成果向上メカニズム(多様性→接触多様性→多元的視点取得→創造的成果)には大きな違いが見られなかったが、多元的視点取得と創造的成果のレベルはビジネス企画とハードウェア開発で高く、ソフトウェア開発で低かった。ビジネス企画とハードウェア開発は、組織からの新奇性要求が高いことがその背景にあるが、ビジネス企画は戦略的に位置づけられた特任チームが新しいビジネス機会を開拓することが多いのに対し、ハードウェア開発は通常業務の一環で、既存顧客への対応が求められていた点に違いがあった。
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