2019 Fiscal Year Research-status Report
グローバルタレントマネジメントにおける地域統括本社の役割に関する実証的考察
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18K01800
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
笠原 民子 静岡県立大学, 経営情報学部, 講師 (40523189)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | グローバルタレントマネジメント / タレント識別 / 地域統括本社 / 知識創出 / 知識移転 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の目的は、グローバルタレントマネジメントにおける地域統括本社の役割について考察することにある。 2019年度は、前年度に引き続き文献研究を行い、それをふまえて定性的調査を実施した。具体的には、日系、外資系多国籍企業を考察対象とし、グローバルタレントマネジメントの観点から、本社-海外子会社間での知識移転、海外子会社での知識創出のあり方、さらには、グローバル戦略とタレントマネジメントの関係性、AI技術の進展に伴うサービスのプロダクト化とタレントマネジメントが果たす知識創出の役割について事例研究を行った。 これらの成果は、書籍等にて公表されている。さらに、国際学会にて在タイ日系企業を対象とし、経営理念が現地人材の行動に与える影響について報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
多国籍企業のグローバルタレントマネジメントについて、文献レビュー及びインタビュー調査を実施した。これら調査を通じて得られた知見は、国際学会での報告及び論文、書籍等の執筆を通じて公表している。また、これまでの調査から得られた知見を踏まえて、次の調査の実施に向け準備を進めている状況にある。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策として、アジア及びヨーロッパ地域を考察対象に、タレント識別やグローバルタレントマネジメントにおける地域統括本社の役割について定量調査を実施する予定である。
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