2022 Fiscal Year Annual Research Report
Research on Japanese firms' headquarters and their roles on M&As
Project/Area Number |
18K01804
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
清水 勝彦 慶應義塾大学, 経営管理研究科(日吉), 教授 (50579935)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 本社 / 経営企画 / 中期計画 / M&A |
Outline of Annual Research Achievements |
感染症、さらには地政学の政治要因も含めグローバル化のインパクトがますます強まるをビジネス環境において、戦略の意義がより重要となる今日、現場の頑張りで欧米先進国企業はもちろん、中国などの新興国企業と伍していくことはより難しくなっている。近年、国境を越えた企業買収(cross-border M&A)は多くの企業にとって必須の経営課題となっており、その中で経営トップを支える本社部門はどうあるべきかが本研究の大テーマであった。
本年度は、これまでのインタビュー、さらには50社を超えるサーベーをベースに、「The effects of corporate staff: A missing element of research on TMT and strategic decision making」「Strategic planning revisited: Extention of Grant (2003) in the context of Japan」の2本の英語論文をまとめ、Academy of Management 2023に向けて2023年1月に投稿を行った。前者は経営者ばかりに焦点が当たる中、日本の本社という特殊性も考えながら経営企画部門の役割を問うたものである。後者はその経営企画及び本社全体と密接にかかわる中期経営計画のプロセス及びそのインパクトを実証的にリサーチをしたものである。
時間の関係で十分な事前レビューを得ることができず、またレビュアーから日本の特殊性に対しての理解が得られず、残念ながら採択されることはなかったが、ここでのレビューを踏まえ、さらにブラッシュアップを行い、今後国際学会及び国際的ジャーナルへの投稿・採択を目指していきたい。
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