2018 Fiscal Year Research-status Report
A Research on Royalty Free Intellectual Property and Inter-industrialization of MNE's
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18K01833
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
内田 康郎 兵庫県立大学, 経営研究科, 教授 (90303205)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 国際標準 / 知財 / IPRポリシ / 国際ビジネス / 競争戦略 / ロイヤリティフリー / 業際化 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は初年度となり、本研究課題に関する先行研究の整理に多くの時間を割くこととなった。主に、「国際的な競争優位の動態的創出」の視点から「国際市場開発論」「グローバル・イノベーション理論」「ダイナミックケイパビリティ理論」等について整理を進めた。 また、本研究の調査対象となる標準化コンソーシアムや知財管理担当者、あるいはコンソーシアムへの参加企業担当者に対してインタビュー調査・取材を実施し、IPRポリシーの規定集を収集し、記載内奥の整理を進めるべく、何社かヒアリングを実施した。特に、車載半導体で世界シェアトップのルネサスエレクトロニクス社が中心となって管理しているコンソーシアム「R-car コンソーシアム」から本研究の今後に向けて基調な情報を収集することができている。 これら内容は、組織学会(全国大会)、多国籍企業学会(西部部会)での発表の他、世界経済評論誌への寄稿等を通じて対外的に発信している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
上述の通り、初年度であるにも関わらずいくつかの発表の機会を得ながら進められている。今年度は、Springer社からの出版に向けてすでに原稿を書け上げており、また夏には国際学会でも報告することを予定している。
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Strategy for Future Research Activity |
上記したとおり、Springer社から出版(共著)の他、多国籍企業学会から出される記念出版『未来の多国籍企業』にも本研究に関係する内容の原稿を完成させ、さらに来年度には単著の作成を予定している。
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Remarks |
現在、Paradigm Shift in Technologies and Innovation Systemsというテーマで共同研究中にある。
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Research Products
(4 results)