2020 Fiscal Year Research-status Report
Managing the Father-Daughter Succession Process in Japanese Family Business
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18K01855
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
高田 朝子 法政大学, イノベーション・マネジメント研究科, 教授 (10349194)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
恩蔵 三穂 高千穂大学, 商学部, 教授 (10287956)
横田 絵理 慶應義塾大学, 商学部(三田), 教授 (20277700)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 女性後継者 / リーダーシップ / 地域 / よそ者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は以下の6点を明らかにする。 ①女性後継者がマネジメント能力を磨く為にどのようなキャリア・経験やネットワークが有効か。②女性後継者にとって承継前、承継中、承継後の父親である社長もしくは前社長との関係はどのようなもので、どの要素がその後の経営に影響を与えるのか。③どのように自分の後継者としての正当性を社内外に示し、信頼を獲得するのか。④父親(先代)はどの時点で腹をくくり後継者を娘に決めるのか。それをもたらす要素は何か。⑤父親(先代)の承継前、中、後の後継者との関わり方はどのようなものか。⑥承継中に父親は自ら人的ネットワークなどの非金銭的資産をどのように娘に承継するのか。 これらを明らかにするために本研究では、従業員規模21名以上の中小企業を中心に大企業までをA大都市圏、B地方都市の二つの地域に分け選出した。現在は、ほぼ①-⑤についての調査が終わっているが、⑥についてはまだ調査が途中である。 今年度はサバティカルで最終調査を経て論文作成発表に臨む予定であったが、コロナの影響で予定していた地方都市での調査を断念せざるを得なかった。しかしながら、今までの2年間で行ってきた女性後継者、特に地方都市における女性後継者の知見から、彼女達が単なる企業の後継者として機能しているだけではなく、地域における活性化の中心的な存在として機能している実態を改めて確認したことから、地域と経営という観点から、「本気で、地域を変える-地域づくり3.0の発想とマネジメントー」岩崎達也、高田朝子、晃洋書房を執筆し、2月に上梓した。 女性後継者と地域経済ならびに社会というデュアルな視点は、いままでスポットが当たってこなかった分野である。地域を変えるためには、産業集積の堰である地場産業の社長がコミットメントすること、そしてよそ者に力を貸すことが活性化につながることを事例を通じて指摘した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ災禍により予定していた調査が出来ていない。よって予定していた論文が途中である。
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Strategy for Future Research Activity |
まだ社会的にコロナ災禍は予断を許さない状態ではあるが、1年経って、女性後継者達もズームでのインタビューに応じてくれるようになった。遅れていた調査を取り戻すように努力し、論文として仕上げる。
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Causes of Carryover |
コロナ災禍により、予定していた地方都市の女性後継者達への聞き取り調査が不可能であったっため1年延期した。 今年度は昨年出来なかった出張調査を実施する。
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Research Products
(3 results)