2020 Fiscal Year Research-status Report
A study of regional revitalization in Teshima
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18K01887
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
中見 真也 神奈川大学, 経営学部, 准教授 (30794797)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
圓丸 哲麻 大阪市立大学, 大学院経営学研究科, 准教授 (00636996)
大崎 恒次 専修大学, 商学部, 准教授 (70712678)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 6次産業化 / フィルター構造 / 共異体 / 産品ブランド |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度については、研究最終年度(3年目)であり、最後の残された研究上の課題であった、豊島地域住民が目指す「再生化」の姿(ポジショニング)を探るべく、価値共創型ワークショップを豊島住民(3つの自治会メンバー)、行政(土庄町)、企業(ベネッセや東洋オリーブ等の地元企業)、NPOと連携し、実施する予定であったが、残念ながら、新型コロナウィルスの影響により、最終的には実施することが出来なかった。そのため、2021年度にワークショップ実施含め、研究期間を延長することとなった。しかし、2020年度は、豊島への移住者、ならびに、移住者、及び、地元で長年に食分野の生産者として6次産業化、産品ブランド化に関わってこられた方々(Ex.レモン、コメ、養蜂、ミカンなど)に対し、デプスインタビューを実施した。その結果、6次産業化、産品ブランド化における阻害要因、促進要因、3つの地域の各々の特徴(地域とは、平面上の一枚岩ではなく、フィルター構造になっており、共異体である)があることが判明し、その研究成果を2020年9月の日本商業学会全国研究大会、11月のGlobal Marketing Conference@Seoulにて報告した。また、論文としての研究成果としては、2021年3月に、専修大学商学研究所報(第52巻 第 4 号、ISSN 1345-0239)として、「マーケティングにおける地域再生化視点の可能性:豊島に注目して」が発刊された。現在、2020年度の研究成果をまとめた査読論文を学会誌に投稿すべく、準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
上記研究実績にも記したが、新型コロナウィルスの影響により、研究対象である豊島において、本研究の最後の課題である「豊島の再生化の姿」を探るための価値共創型ワークショップが実施出来なかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度は、新型コロナウィルスの影響による住民感情に最大限考慮しながら、可能であれば、最後の課題となっている豊島住民の再生化の姿を探るために、価値共創型ワークショップ実施可能性を模索しつつ、同時に、これまで研究を進めてきた成果を論文として取りまとめ、マーケティング分野における主要学会の査読論文として投稿予定である。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由は、新型コロナウィルスの影響により、豊島での価値共創型ワークショップが開催出来なかったためである。残額については、新型コロナウィルスの状況次第ではあるが、豊島での価値共創型ワークショップ開催に関わる諸費用(Ex.出張費、会場借用費、ワークショップに関わる備品、通信費等)、および、論文執筆に伴う書籍代、統計解析ソフト費用等に充当したいと考えている。
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Research Products
(3 results)