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2019 Fiscal Year Research-status Report

A Time and Income Allocation Model for Consumer's Cross Media Usage Based on Statistical Data

Research Project

Project/Area Number 18K01902
Research InstitutionKwansei Gakuin University

Principal Investigator

山田 孝子  関西学院大学, 総合政策学部, 教授 (80272053)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywordsメディア接触 / 時間消費行動 / メディア分類 / 視聴覚 / 分離利用 / モデル
Outline of Annual Research Achievements

2019年度のモデルには生活者のメディア利用時間として、複数のメディアの並行利用を取り入れた。特に複数のメディアを同時利用する接触形態について、モデルの拡張に取り組んだ。データから生活時間帯別行動を抽出し、メディア利用時間に変換し、反映する方法を開発した。
例えばTV視聴とスマートホンによるSNS利用、Web閲覧とSNSの同時利用など、幾つかの考えられるメディア同時利用の組み合わせを想定し、資料やデータをもとに、利用パターンの確率的な発生シナリオを生成した。
さらに2020年度は、ネット動画配信サービスがテレビにかわるメディアとして大きく台頭した、Spotifyなどの各種サブスクリプションサービスがある。こうしたサービスに付随したユーザ間のやりとりがソーシャルネットワークを代替するコミュニケーションツールとして普及している。
こうした多様なメディアを取り込むには、従来のメディア区分を大きく見直す必要がある。例えばメディア接触時間という観点からは、テレビとネット上の動画を区別して扱うよりも、人の視聴覚を同時に要するメディアとそうでないメディア、のような区分が望ましい可能性がある。そこで2019年度は消費者のメディア利用時間に複数のメディアの並行利用のモデルへの取り入れたが、さらにこうした新しい分類に基づく評価を追加し、モデルから得られる利用者とメディア接触による時間利用の検証を行っている。特に複数のメディアを同時利用する接触形態について、メディア利用時間での評価に変換するアルゴリズムの精度では、具体的な接触実態との検証が重要である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

消費者の利用するメディア、特にソーシャルネットワークの利用状況の変化が、想定したよりずっと早いことが原因としてあげられる。写真動画サイト、サブスクリプションサービス、ネット動画配信サイトの普及など、既存メディアとの競合について、何度も見直しが必要となった。こうしたことが遅れの理由である。当初考えていたモデルの設定から、本質的に変更しなくても対応可能な変化もあれば、新たに加えるべき影響要因もある。こうした切り分けに取り組みに時間が想定よりかかった。今後も同様な新しいメディアの影響は予想されるので、変化を柔軟に取り入れられるモデルに拡張したい。

Strategy for Future Research Activity

2019年度の研究で課題となった、TV視聴とスマートホンからのSNS利用、Web閲覧とSNSの同時利用など、幾つかの考えられるメディア組み合わせを入れて同時接触の時間消費を推計する。そのために利用パターンを消費者価値観により確率的に発生させる仕組みが必要でありい、データによる生成アルゴリズムの検証が必要である。
2020年度は、ネット動画配信サービスがテレビにかわるメディアとして大きく台頭し、Spotifyなどの各種サブスクリプションサービスも生活者のメディア接触に影響を与えている。こうしたこうした多様なメディアをより柔軟にモデルに取り込むには、従来のメディア区分を大胆に見直す必要し、モデルに取り入れる必要がある。具体的にはメディアとの接触に要する身体機能との関係から、メディア分類を見直すことを考えている。引き続きこうしたモデルの拡張と結果に与える相違を引き続き検討する。2019年度末からの新型コロナ感染症による消費者の行動変容は、今回のモデルで想定していたメディア接触や時間消費の想定を大きく超える状況をごく短期間にもたらした。しかもこの影響が収束する見通しが立っていない。率直に言って、現状で取り組むモデルの一般性について開発者自身が、躊躇している状況である。
今後の社会の状況推移を注意深く観察し、行動変容とメディア接触のデータによる検証に取り組み、そのメカニズムを明らかにするために、現状で可能な情報の収集方法、集めるべきデータの洗い出しに取り組みたい。

Causes of Carryover

資料収集、研究打ち合わせ、発表予定をしていた2019年2月~3月に開催予定だった学会が、新型コロナ感染症のため中止もしくは延期となった。そのため使用を予定していた出張旅費のほとんどが利用できなかった。また3月の発表用途で購入を予定していた発表用ノートPCも2019年度内に入荷できず納品が遅れた。
生じた未使用額については、出張旅費として充当することを検討している。

  • Research Products

    (1 results)

All 2020

All Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Presentation] Classification and Feature Selection of Media Users Using Life Traits2020

    • Author(s)
      Kuratomo Oyo, Takako Yamada
    • Organizer
      The 24th World Multi-Conference on Systemics, Cybernetics and Informatics: WMSCI 2020
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2021-01-27  

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