The relationship between tax avoidance and risk

2020 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 18K01915
• Research Institution: Nagoya City University
• Principal Investigator: 奥田 真也 名古屋市立大学, 大学院経済学研究科, 教授 (40351431)
• Project Period (FY): 2018-04-01 – 2022-03-31
• Keywords: 税負担削減行動 / リスク / 実証研究

Outline of Annual Research Achievements

令和２年度においてはコロナに振り回された一年であった。このため、多くの研究が中途半端となったことは否めない。特に本来令和2年度に公表する予定であった日本会計研究学会特別委員会「税制が企業会計その他の企業行動に及ぼす影響に関する研究」の報告書が公表されず、令和3年度に公表されることとなった。やむを得ない事情ではあるが、業績を公表する場が失われたのは残念であった。ただ、その分、さらに深い議論を行うことができたので、質の向上にはつながったと考えている。
また、論文の執筆自体は行えており、その結果として昨年度は海外雑誌を含むレフリー誌に2本論文を投稿したものの、いずれもリジェクトされたため、論文の公表には至らなかった。そのどちらもレフリーのコメントを受け、現在改訂し異なる雑誌に再投稿しているので、投稿自体が無駄というわけではないが、具体的な実績はあげられなかった。他にも投稿直前の論文が一本あるなど、リモートでの共同研究を行うことにより、何とか研究を継続している状況にある。
一方、会計学会のスタディグループである「AI技術の活用によるESG情報の評価に関する研究」に属させていただき、令和3年度において中間報告を行う予定である。昨年度に業績として公表はされていないものの、新たな研究分野に着手することはできた。
以上、まとめると、具体的に公表できる業績はないものの、令和3年度の研究につなげることができる一年であったと考えている。