2020 Fiscal Year Annual Research Report
Cross-disciplinary comparative study of minority social movements and policy issue formation processes
Project/Area Number |
18K01975
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
岡部 耕典 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90460055)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯野 由里子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 特任助教 (10466865)
熱田 敬子 早稲田大学, 文学学術院, その他(招聘研究員) (20612071)
堅田 香緒里 法政大学, 社会学部, 准教授 (40523999)
関水 徹平 立正大学, 社会福祉学部, 准教授 (40547634)
阿比留 久美 早稲田大学, 文学学術院, 准教授 (30454002)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | マイノリティの社会運動 / 社会政策 / ジェンダーとセクシュアリティ / 障害とクィア / 若者と貧困 / 東アジア / 領域横断的比較研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでの2年間の研究で得られた知見やネットワークもとに日本を含む東アジア各国から講師を招き、各研究班合同で8回の連続公開国際研究セミナーをオンラインで開催した。 各回のテーマと講師は以下のとおりである。 第1回「デジタル性暴力とn番部屋」アン・ヒョンギョン(韓国サイバー性暴力対応センター)、第2回「Post#米兎(MeToo)のフェミニズム運動」肖美麗(中国フェミニスト・アクティビスト)、第3回「香港における社会的葛藤と性暴力 Kay(香港女性団体アドボケイター)、第4回「周辺から問う―障害女性の運動が重視するもの」藤原久美子(DPI女性障害者ネットワーク代表)、第5回「若者支援・引きこもり支援における『支援者』と『当事者』」勝山実(ひきこもり当事者)・岡部茜(大学教員)、第6回「『よき市民』に抗する、逃げる、かわす」伊藤書佳(編集者・ライター)、第7回「威力による性暴力に対抗する韓国の女性運動-ソウル、釜山市長の事例を中心に」イ・ミギョン(韓国性暴力相談所所長)、第8回「障害者権利条約と障害者運動の戦略 パラレルレポート作成を手がかりとして」崔栄繁(DPI日本会議議長補佐) 民主化運動、脱植民地化、性暴力、交差性、「自立支援」施策、マイノリティの権利と差別解消を求める国際的な運動の展開などのそれぞれの領域における現状と課題をめぐるこれら8回の研究セミナーを通じ、マイノリティの社会運動と政治・政策との関係の現在を多面的・領域横断的に検討・整理した。3年間の研究の総括として連続公開研究セミナーの全講演を報告集にまとめた。(早稲田大学レポジトリーにて公開)
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Research Products
(9 results)