2018 Fiscal Year Research-status Report
地域における多施設・多職種協働体制強化により推進するストーマケアの標準化
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18K02106
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
澤井 照光 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (50295078)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野中 隆 長崎大学, 病院(医学系), 講師 (30606463)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ストーマケア / 多施設・多職種協働 / 標準化 |
Outline of Annual Research Achievements |
Nagasaki Colorectal Oncology Groupの代表者、ならびに構成メンバーの支援と、各施設の皮膚・排泄ケア認定看護師の協働によって、長崎県を4つの医療圏に分けた場合に中心的医療施設である長崎大学病院、諫早総合病院、長崎医療センター、および佐世保市総合医療センターについて、ストーマ造設術、周術期ケア、ストーマ合併症、専門外来の詳細、人的資源、使用しているマニュアル・パス・動画等の資材に関する現状調査を行った。 また、長崎ストーマケア学習会実行委員会事務局との連携により、平成30年6月9日、7月21日、9月15日、11月3日、平成31年1月19日、および3月16日の計6回実施された長崎ストーマケア学習会に参画し、多施設・多職種間での情報共有、問題意識の共通認識に努めるとともに、学習会の参加者に対して無記名式のアンケート調査を実施した。 ストーマ保有者とその家族・介護者に対し、年齢、性別、就業状況、家族構成、地理的状況、日常生活動作、ケアの内容、トラブル時の対応、入院・外来における指導内容・要望、医療従事者との関係性、経済面の問題、心理面の問題等について、次年度の調査を予定しているため、その対象者を選定する上で必須となるデータベース作成のため、予備調査として過去1年間にストーマ専門外来を受診したストーマ保有者に関する調査を行った。 第73回日本消化器外科学会総会や、第73回日本大腸肛門病学会学術集会、第36回日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会総会をはじめとする関連諸学会に出席し、最新の情報収集に努めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初年度は、(1)病院勤務医・看護師を対象とし、術式、周術期ケア、合併症、専門外来、人的資源、マニュアル・パス・動画等の資材等につき現況を明らかにすること、(2)多施設・多職種間で情報共有するため年に6回の合同カンファランスを開催すること、(3)ならびに長崎ストーマケア学習会の参加者に対し、目的意識、勤務状況、知識・習熟度、学習会の内容・要望、多職種連携・協働、ケア困難事例、必要な支援体制等につき情報収集することを予定していた。(2)について、関連医療機関すべての研究協力者との合同カンファランスは不十分であったが、(1)、(3)についてはほぼ予定通り進捗している。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、ストーマ保有者とその家族・介護者に対し、年齢、性別、就業状況、家族構成、地理的状況、日常生活動作、ケアの内容、トラブル時の対応、入院・外来における指導内容・要望、医療従事者との関係性、経済面の問題、心理面の問題等につき調査する。また、在宅Dr.ネットの構成員や訪問看護ステーションの看護師に対し、学習会参加者と類似した調査を行う予定である。内容の詳細は、初年度に開催するカンファランスにおいて練り直しを図る。
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Causes of Carryover |
合同カンファランスに係る会議費について、会議実施施設からの申し出により使用料を徴収されないこととなった。さらに、これに伴ってプロジェクターとスクリーンについても既存の物品の使用が許可されたため、当初予定していた物品費は次年度以降に持ち越すこととなった。会議費については必要に応じ、当初より不足することも想定された今後の旅費、人件費・謝金、物品費等に使用する予定である。
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[Journal Article] Clinical Value of Serum p53 Antibody in the Diagnosis and Prognosis of Esophageal Squamous Cell Carcinoma2018
Author(s)
Kunizaki M, Hamasaki K, Wakata K, Tobinaga S, Sumida Y, Hidaka S, Yasutake T, Miyazaki T, Matsumoto K, Yamasaki T, Sawai T, Hamamoto R, Nanashima A, Nagayasu T
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Journal Title
Anticancer Research
Volume: 38
Pages: 1807~1813
DOI
Peer Reviewed
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