2019 Fiscal Year Research-status Report
触法知的障害者に対する福祉的支援の支援特性に基づいた専門職間連携に関する研究
Project/Area Number |
18K02147
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
京 俊輔 島根大学, 学術研究院人間科学系, 准教授 (60441127)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 触法障害者 / 福祉 / 支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、罪を犯した知的障害者(以下、触法知的障害者)に対する入口支援におけるソ ーシャルワーカーと障害福祉サービス事業所の支援特性を定性的に明らかにし、両者の連携 体制を検討するものである。 本研究の目的は、司法と福祉の連携の元で、入口支援を通じて事業所の利用に至った触法知的障害者対して取り組まれる、1)国内の司法と福祉の連携の元で取り組むソーシャルワーカーの支援特性および2)障害福祉サービス事業所の受け入れ時の不安とその解消のプロセス、3)各機関による事業所に対するフォローアップの構造とプロセスを定性的に明らかにし、両者の連携体制を検討するものである。 令和元年度は、上記研究目的のうち、2)障害福祉サービス事業所の受け入れ時の不安とその解消のプロセスを中心に研究を進めた。3)各機関による事業所に対するフォローアップの構造とプロセスについては、準備段階にあるが、島根県内で立ち上がった「しまね更生支縁ネット」の立ち上げ準備と運営に関わっており、司法や福祉の関係者との関係性も築きつつある。 2)障害福祉サービス事業所の受け入れ時の不安とその解消プロセスの研究については、査読付き論文に投稿した(2020年1月14日掲載決定)。またこれまでの研究を博士論文「障害福祉サービス事業所における障害のある被疑者・被告人の 受入に関する研究」としてまとめ、2020年3月に岡山県立大学大学院より博士(保健福祉学)が授与された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和元年度は、障害福祉サービス事業所の受け入れ時の不安とその解消プロセスの研究を中心に進め、査読付き論文に投稿した(2020年1月14日掲載決定、印刷中)。またこれまでの研究を博士論文「障害福祉サービス事業所における障害のある被疑者・被告人の受入に関する研究」としてまとめ、2020年3月に岡山県立大学大学院より博士(保健福祉学)が授与された。 ただし、当初参加を予定した調査や学会参加、国内外視察は、台風等や新型コロナウィルスの影響もあり、実施できないものが多々あった。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルスの影響もあることから、昨年度準備を進めきた3)各機関による事業所に対するフォローアップの構造とプロセスの実施に関する研究は、新規のインタビュー調査の実施が難しいため、当面見送る可能性がある。そのため、これまで集めたインタビューデータを用いた分析等を中心に進めていく。 インタビュー調査や国内外の視察、学会・研究会参加等は、新型コロナウィルスの収束状況や所属機関の方針をみて判断していきたい。
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Causes of Carryover |
当初参加を予定した学会参加や国内外視察は、台風等や新型コロナウィルスの影響もあり、実施できないものが多々あった。インタビュー調査、国内外の視察や学会・研究科参加等は計画し直すとともに、実施については、新型コロナウィルスの収束状況や所属機関の方針をみて判断していきたい。
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Research Products
(2 results)