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2019 Fiscal Year Research-status Report

認知症ケアの階層モデル構造をふまえた介護スタッフのスキルアップ規定要因の検証

Research Project

Project/Area Number 18K02155
Research InstitutionOkayama Prefectural University

Principal Investigator

佐藤 ゆかり  岡山県立大学, 保健福祉学部, 准教授 (20551815)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywords認知症ケア / 介護福祉士 / 介護職員 / スキルアップ
Outline of Annual Research Achievements

認知症施策推進大綱がまとめられ、認知症になっても住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられる「共生」と、「認知症バリアフリー」の取り組みが推進される今日、介護福祉士および介護福祉職員が実践する認知症ケアの質向上が喫緊の課題である。先行研究では、認知症の重症度を考慮していないこと、専門教育歴の異なるスタッフを単一集団として扱っていること等が課題であると考えられた。これらを整理したうえで、認知症ケア実践向上の促進要因を特定し、介入効果評価へと研究を進展することを目指している。
今年度は、本調査に向けた準備として、予備調査を実施した。調査対象は、全国の高齢者福祉施設・在宅介護事業所から、施設種別や地域等により層化抽出した介護福祉士および介護職員とした。調査方法は、記名自記式質問紙を用いた郵送法とした。調査内容は、認知症ケア実践、専門教育歴、認知症ケアに関する職場内・外研修の内容と頻度等とした。
認知症ケア実践のなかでも、生きる意欲を見出すケアや、希望の再発見を可能にするケアは、中程度認知症高齢者に対する実践に比して、重度認知症高齢者に対する実践に困難を生じている現状が把握された。また、認知症に関する最新知識(薬、予防、制度、サービスの動向)を理解している自信の程度や、最新知識をもとにケアを実践する自信の程度等が、介護福祉士有資格者において高い傾向が把握された。
予備調査結果をもとに、本調査計画を精査し、研究を進めていく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

縦断研究に向け、予備調査を実施したことで、より精度の高い本調査を組成することが可能となったため。

Strategy for Future Research Activity

予備調査結果をもとに、本調査計画を精査する。本調査を縦断研究により実施し、仮説を検証する。

Causes of Carryover

おおむね計画通りに進捗したが、5000円程度の端数が生じた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2019

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 認知症ケア実践場面の介護福祉職チームにおける介護福祉士の役割2019

    • Author(s)
      佐藤ゆかり
    • Organizer
      日本公衆衛生学会

URL: 

Published: 2021-01-27  

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