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2018 Fiscal Year Research-status Report

児童生徒の問題行動予防プログラムの構築―問題行動と抑うつの関連に着目して―

Research Project

Project/Area Number 18K02156
Research InstitutionOkayama Prefectural University

Principal Investigator

周防 美智子  岡山県立大学, 保健福祉学部, 准教授 (90584011)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 戸田 典樹  神戸親和女子大学, 発達教育学部, 教授 (70584465)
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywords抑うつ状態 / 問題行動 / 学習課題 / 友達関係 / 経済状況 / 児童虐待 / いじめ
Outline of Annual Research Achievements

学校現場におけるいじめや暴力行為、不登校、非行などの問題行動の要因を分析し、予防早期発見にアプローチする予防プログラムの構築を目指し、研究1年目は、研究チームでこれまでの研究者の蓄積に基づき、研究の枠組み、到達課題を共有し、これまでの研究の到達点と課題について検討を行った(研究実施体制の確立)。
また研究を進めるにあたり、「子どものうつ」、「問題行動」をキーワードに先行研究の整理を行い、現在の研究状況、課題、目標などを明確にした(先行研究の整理)。
立案した調査計画について、岡山県立大学内に設置されている研究倫理委員会において承認を得た(研究倫理委員会の承認)。
調査協力の承諾を得えるために、教育委員会、学校に調査目的や方法、拒否の保障などの説明を行った。また、対象教育委員会の教員に向けて、児童生徒の気になる行動についての理解や対応方法について研修を行った。
調査協力の中学校の生徒500人でプレ調査(Birlesonの子ども用自己記入式抑うつ評価尺度による質問票)を実施し、生徒の記入時の留意点や説明方法などを検討した。また、教師には、生徒の行動評価および就学援助、児童虐待、いじめ、学習課題などの有無を記入してもらい、教員による評価差の検討を行い、評価の基準を定めた。その後、プレ調査の結果から調査実施時期、調査説明の方法などを再検討した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

1年目の研究計画どおり、研究チームの立ち上げ、倫理委員会の承認、先行研究の整理、プレ調査にる調査課題の見直し、翌年に実施する質問紙調査およびモニタリングの協力校の選定を終えていることから、2年目(2019年度)の研究がスムーズに進められる状況にある。

Strategy for Future Research Activity

2年目(2019年度)には、2中学校5小学校の児童生徒を対象として質問紙調査、モニタリングを実施するために、対象者に研究目的・方法・拒否の保障などについて説明を行い、同意を得て、6月・12月の2回調査とモニタリングを行う。質問紙調査、モニタリングの結果を研究チームで検討し、問題行動予防プログラムの協議、仮作成を行う。
3年目(2020年度)は、問題行動予防プログラムの修正を行うため、2019年度の内容でプリ・ポスト調査を行うとともに、問題行動予防プログラム活用のインタビュー調査を教師に行う。最終年度(2021年)は、問題行動と抑うつ、児童生徒の抱える課題の関連を明らかにし、問題行動予防プログラムを本として出版を予定している。

Causes of Carryover

研究分担者に研究責任者の大学に来校してもらい、研究検討をする予定であったが、研究責任者が研究分担者の大学に行くことになり、使用額に差が生じた。次年度使用計画として、研究分担者の学会発表、研究検討会への参加などを予定している。

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Published: 2019-12-27  

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