2020 Fiscal Year Research-status Report
在宅高齢者虐待における養護者支援の現状を踏まえた新たな支援策の開発研究
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18K02165
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Research Institution | Shukutoku University |
Principal Investigator |
山口 光治 淑徳大学, 総合福祉学部, 教授 (90331579)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 高齢者虐待 / 養護者支援 / ソーシャルワーク / 養護者アセスメント / アセスメントツール / 養護者支援の手引き / ソーシャルワーク実践 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、当初の最終年度であった。そこでは、①「養護者支援の手引きの開発のためのツールの企画・開発」と②「報告会の開催、報告書のとりまとめ」に取り組んだ。 ①に取り組むにあたっては、前年度指摘された「養護者支援のためのアセスメント補助シート」の必要性とその補助シートを使用するにあたっての説明資料の必要性に鑑み、引き続き高齢者虐待養護者支援研究会を中心に、協力自治体の助言も受けて、補助シートと説明資料の作成、手引き全体の制作を進めた。高齢者福祉現場の使いやすさに配慮して、工夫を凝らして作成を進めた。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響により、協力自治体や協力地域包括支援センター職員の感染防止業務のひっ迫により、本研究に対する検討に十分な時間を割くことが困難となり、予定通りには進まなかった。最終的には年度内の4回の研究会(オンラインと対面)により、養護者支援の手引きの最終案のとりまとめまでようやく至ることができた。 ②については、年度中に本研究全体の総括は行えたが、研究成果を報告書(養護者支援の手引き)や報告会という形で公表することができなかった。また、予定していた学会発表は、学会中止で実施することができなかった。 そこで、到達できなかった部分については、研究期間の延長を申し出て、もう一年間取り組むこととした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
最終年度であった2020年度の研究計画が、新型コロナウイルスの影響により研究会メンバーや自治体職員と十分に検討ができず遅れ、養護者支援の手引きや報告書といった成果物の作成が2021年度へと期間延長することとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度は、研究成果を「報告書」や「養護者支援の手引き」として公刊し、調査へ協力していただいた自治体に配布し、活用を促す。 また、報告会に当たるイベントを新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて、対面式なのか動画配信なのかも吟味し、公表していく。さらに、学会にて発表を行う予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの影響により、前年度作成予定だった「養護者支援の手引き」と「研究報告書」の制作にかかわる編集・印刷費、そして、その送料分が翌年度分として残った。したがって、それらの作業を2021年度に実施していく。
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