2020 Fiscal Year Research-status Report
障害児・者施設における給食ガイドラインおよび栄養・食生活支援のための教材開発
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18K02190
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Research Institution | Morioka College |
Principal Investigator |
秦 希久子 盛岡大学, 栄養学部, 准教授 (60781713)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 ななえ 盛岡大学, 栄養学部, 教授 (80594796)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 障害児・者施設 / 給食経営管理 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では障害児・者施設の給食経営管理ガイドライン作成および栄養・食生活支援のための教材開発とその効果検証をすることを目的としている。 2019年度までに、障害児・者施設で実際に働く栄養士・管理栄養士の意見交換を目的とした研修会およびグループワークを実施している。障害児・者施設の給食の課題として出された内容として「障害者の方の給与栄養目標量の設定」「家庭と施設での生活習慣病対策の温度差」「栄養教育の方法」「障害についての知識不足」「障害関係の栄養・食生活の研修会や施設間どうしの交流がない」などが挙げられた。必要な教材としては、嚥下機能の低下に伴う食形態の判定基準や咀嚼を促すための訓練方法などが挙げられた。障害児・者給食施設や特別支援学校の栄養士・管理栄養士を対象に、給食提供のための情報共有や研修会を定期的に実施する必要があると考え、研究を進める予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、2020年度は調査・研究を進めることができていない。2019年度までの研究発表についても、学会等の中止等により実施できていない。今後、新型コロナウイルス感染症の対策をしながら、調査を進める予定であるが、調査内容等も変更する必要が出てきている。 2021年度は、これまでの研究結果について、第29回健康教育学会学術大会(令和3年9月 青森県)および第68回日本栄養改善学会学術総会(令和3年10月)において発表する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年度は、2019年度から継続している給食業務に関わるスタッフへの研修会およびグループワークの開催と障害児・者施設での栄養教育教材の開発を実施する予定であったが、、グループワーク開催が延期となったままで、開催日の目途がたたなかった。障害児・者施設での新型コロナウイルスのクラスター感染が各地でみられているため、その対応に追われている職員等に調査依頼をすることが難しく、研究を1年先送りする状況となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
障害児・者施設の給食従事者への研修会およびグループワークによる給食業務の業務内容やその課題の抽出を、新型コロナウィルス感染予防対策をしながら実施する。直接集まって対面でのグループワーク等の開催が難しい場合は、webでの開催を検討する。教材開発については、施設での調査研究が難しいようであれば、特別支援学校での教育教材となるような内容に変更して研究を進めることも考える。 障害児・者施設の給食に関する課題についての 研究成果は日本栄養改善学会および日本健康教育学会、給食経営管理学会などで発表を行い、論文の投稿に向けて準備を進める。
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Causes of Carryover |
2020年度に予定していた調査が新型コロナウイルス感染症蔓延のため、ほとんど実施できていない。2020年度までに使用できなかった助成金については、2021度に研修会およびグループワークを実施するための会場費や資料費、調査協力者の交通費、課 題抽出のためのテープ起こしの業務委託、学会発表のための旅費などに使用する。さらに教材開発のために使用する。
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