2020 Fiscal Year Research-status Report
Anti-allergic activity of Japanese knotweed known as itredori (Fallopia japonica)
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18K02205
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
柏木 丈拡 高知大学, 教育研究部総合科学系生命環境医学部門, 教授 (60363256)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島村 智子 高知大学, 教育研究部総合科学系生命環境医学部門, 教授 (50350179)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | プロアントシアニジン |
Outline of Annual Research Achievements |
最も活性の高かった水層沈殿をODS中圧カラムにアプライし、50%、75%、100%MeOH溶出部に分画した。活性を測定したところ、50%MeOH溶出部に高い活性が認められた (97.5%)。さらに排除限界分子量10,000の限外漁過膜で10kDa以上と以下に分画したところ、10kDa以上に活性が局在した(100%)。水層沈殿50%MeOH画分>10kDa画分を HPLCで分析したところ、単一のブロードなピークが得られたためNMR分析に供した。 解析の結果、活性成分はエピカテキンが重合したプロアントシアニジンであると推定された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍のため、年度第一四半期から第2四半期までまったく実験が滞り、第3四半期第4四半期も実験できる環境でなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度未達成の課題について、今年度に繰り越し実行していく。 具体的には、高分子の活性成分を構成するモノマーの特定や、モノマーの組成を明らかにする. また、マスト細胞を用いた抗アレルギー活性の評価のアッセイを行ない、生体内でも同様に効果があることを立証する、可能であればマウスを使った動物実験の蟹比付いても検討する。
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Causes of Carryover |
コロナ禍のため実験が滞り、研究を次年度に繰り越したため。
繰り越された予算を用いて、活性成分の構造決定、及び細胞を用いた活性評価に関する実験を行なっていく。
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