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2023 Fiscal Year Annual Research Report

Proposal of materials for mouth wipes with less irritation and appropriate wiping methods to avoid skin problems

Research Project

Project/Area Number 18K02230
Research InstitutionJapan Women's University

Principal Investigator

松梨 久仁子  日本女子大学, 家政学部, 教授 (20184244)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2024-03-31
Keywords清拭 / 肌トラブル / 乳幼児 / 拭き取り / タオル / ウエットティッシュ / ニット
Outline of Annual Research Achievements

試料は一般に顔などの身体の汚れを拭きとる素材として一般的であると思われるガーゼ1種、タオル地3種、ニット地2種、不織布3種を用いた。これらの試料を3回たたみ8枚重ねの状態で、触感フォースプレート上にケチャップ汚れを付着させた人工皮膚を設置し、被験者に汚れが取れるまで”やさしく”拭かせた。試料は乾燥した状態と見ずに湿潤させた2条件とした。
フォースプレートにより検出された人工皮膚に対する摩擦力と押圧力は、被験者間で大きく異なってはいたが、被験者各々の結果においては不織布やガーゼなどの薄地の試料の力が小さく、タオル地が大きくなる傾向が認められた。試料が乾燥した状態、湿潤した状態でも同様の結果となった。
圧縮剛性と圧縮仕事量について、試料が1枚の条件と8枚重ねた条件を測定した。その結果、いずれの試料も8枚重ねた条件の方が大きくなっていた。つまり、布を重ねると指で布を押した際の沈みが大きくなり、指で押す力に対する布の変形量が小さくなるため清拭者の加えた力が伝わりにくくなると考えられる。このことから、肌への刺激(摩擦力と押圧力)は、拭き取り素材の圧縮剛性と圧縮仕事量は比例関係になる傾向が認められたため、拭き取り素材の重ね枚数を少なくすることで、被清拭者の肌への負担をより軽減することができるのではないかと考えられる。
清拭者側からは拭き取り素材は薄い方が力を入れないで拭く傾向が認められたが、被清拭者側の拭かれたときの刺激の大小に関しては、今後さらに検討する必要がある。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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