2020 Fiscal Year Research-status Report
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18K02258
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
関戸 啓子 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (90226647)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹市 仁美 京都華頂大学, 現代家政学部食物栄養学科, 教授 (00469272)
植村 小夜子 佛教大学, 保健医療技術学部, 教授 (10342148)
堤 かおり 園田学園女子大学, 人間健康学部, 教授 (20327480)
關戸 啓人 京都大学, 国際高等教育院, 特定講師 (40718235)
原田 清美 京都府立医科大学, 医学部, 准教授 (80712934)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 終末期 / 療養者 / 食事 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、終末期にある療養者のための食事ガイドライン開発に向けて、全国の訪問看護ステーションへアンケート調査を実施する予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大の状況下において、最前線で在宅療養者へ対応している訪問看護ステーションへの調査は難しいと考えて実施を見送った。また、研究フィールドにおける調査も2020年度は行動自粛に伴い実施できず、研究者間でオンラインによるやりとりで、アンケート内容のブラッシュアップを行った。また、アンケート調査郵送先について、再検討を行い、郵送先の一覧表を一部変更修正した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
理由 2020年度は、2019年度に予定していたが実施できなかった「終末期にある療養者の食事」の実態と関連要因をつかむためにアンケートを実施し、「終末期にある療養者のための食事ガイドライン(案)」を作成する計画であった。しかし、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、訪問看護師など在宅の療養者を支えている専門職に対する調査は難しいと考え、実施を見送った。そのため、2020年度の目標であった、「終末期にある療養者のための食事ガイドライン(案)」を作成するまでに至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
訪問看護師など在宅の療養者を支えている専門職に対する調査が実施可能な状況になり次第、アンケート調査を実施する。アンケート結果を分析して「終末期にある療養者のための食事ガイドライン(案)」を作成する。ただし、新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑みて、アンケート調査が難しいと判断された場合は、研究者間で可能な方法を検討し、「終末期にある療養者のための食事ガイドライン(案)」は暫定版であっても作成を目指す。作成した「終末期にある療養者のための食事ガイドライン」は、関連する学会で発表を行う。論文としても投稿できるように、当事者から評価を受けるなど、コロナ禍で可能な方法を模索しガイドラインの妥当性を高めるように努める。
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Causes of Carryover |
2020年度に予定していたアンケート調査が実施できなかった。そのため、アンケート調査実施時に必要となる郵送費、その後の統計処理用に購入予定であった統計処理ソフトを購入していないために、次年度使用額が生じた。さらに2020年度には、「終末期にある療養者のための食事ガイドライン」を完成させるための打ち合わせ旅費と、その有用性確認のための現地調査用旅費、資料整理のための人件費、「終末期にある療養者のための食事ガイドライン」完成後には、研究成果の学会発表旅費、投稿のための英文校正料、投稿料、論文印刷代も使用する予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、研究計画が実施できず、次年度使用額が生じた。 この残額は、2021年度にアンケート調査を実施するため、郵送費と統計処理ソフト購入、打ち合わせや現地調査用旅費、資料整理のための人件費、学会発表や論文投稿に必要な経費に使用する。
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