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2019 Fiscal Year Research-status Report

教員の職能成長と学校の活性化に寄与する教員の評価システムはどのようにあるべきか

Research Project

Project/Area Number 18K02295
Research InstitutionKindai University

Principal Investigator

杉浦 健  近畿大学, 教職教育部, 教授 (30298989)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 八木 英二  公益社団法人部落問題研究所, その他部局等, 研究員 (30071278)
松浦 善満  龍谷大学, 文学部, 教授 (40243365)
大前 哲彦  公益社団法人部落問題研究所, その他部局等, 研究員 (60097954)
林 美輝  龍谷大学, 文学部, 准教授 (80547753)
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywords教員評価 / 教員 / 意欲 / 評価・育成システム / テキストマイニング / 感情分析
Outline of Annual Research Achievements

2019年度においては、大阪府の教職員の評価・育成システムに関するアンケートの分析を行いました。大阪府教育委員会においても、結果について公表がなされており、「評価者・被評価者ともに肯定的な意見が増加し、制度が適切に運用され着実に定着」しているとのまとめがなされました。しかし分析の結果、肯定的な意見は一部で、背後に多くの否定的な意見が隠されていたことが明らかになりました。
このような結果を明らかにできたのは、約2800人分の自由記述のデータを、ビックデータ技術をもとにした感情分析とテキストマイニングの手法を使った質的分析を行ったからです。
分析によって賛否両論あるとだけしか示されていなかった自由記述のデータから、さまざまな声、傾向が明らかになってきました。例えば、評価・育成システムについての最も大きな批判は、それが客観的で公平・公正に行われていないということであること、また客観的で公平・公正な教員評価が不可能であると思っている者が多くいること、「肯定的な意見が増加し、制度が適切に運用され着実に定着」という大阪府教育委員会のまとめとは対照的に、評価・育成システムを「直ちに廃止」することを望む者が100人以上いたこと、非常にネガティブな意見が459件だったのに対して、肯定的な意見は134件に過ぎなかったことなどです。
分析は途中ですが、管理職が評価育成システムについては比較的ポジティブにとらえているのに対して、給与反映については消極的な姿勢を持っているという結果も示唆されています。客観的な評価が難しいこと、給与反映があることで説明責任が重すぎることなどの意見が示されています。
なおこれらの結果は、長野県と秋田県の教研集会において発表を行っています。どちらも給与反映を実質上行っていない都道府県ですが、大阪の現状に驚くとともに、現状をどう守っていくかを考えてもらえたと思っています。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

教員人事評価についてのランダムサンプリングによるデータが手に入ったことが大きい。大阪府の教職員の評価・育成システムについてのアンケートがそれだが、数千人の自由記述もあり、教員評価が教職員や管理職(校長)にどのようにとらえられているのかを明らかにできる非常に価値のあるデータであると考えられるためである。

Strategy for Future Research Activity

現在、教職員のデータについて分析を進め、1本論文にもまとめたが、まだまだ分析は途中であり、さらに深くその意味を明らかにしていきたい。また管理職(校長)のデータについて、分析を開始したところである。管理職については教員評価に対して肯定的な意見が教職員よりも多いが、その一方で否定的な意見も見られており、それらを双方分析することで、よりマイナス面が少なく、また意味のある教員評価の在り方を明らかにしていきたい。

Causes of Carryover

すでに高知への研究会に参加しており、その申請が現時点では計上されていない。また2月に研究会にて専門的知識の提供を受けており、その謝金が計上されていない。残額の翌年度使用計画については、研究会にて専門的知識の提供を受ける予定であること、また報告書の印刷費に充当する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2019

All Journal Article (1 results) (of which Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] 子どもの学力テスト成績を反映させた教員評価が教育に対して持つ影響 ―大阪市学力調査給与反映問題を糸口として―2019

    • Author(s)
      杉浦健
    • Journal Title

      近畿大学教育論叢

      Volume: 31 Pages: 83-103

    • Open Access

URL: 

Published: 2021-01-27  

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