2022 Fiscal Year Annual Research Report
Research on the recovery and revitalization of communities and schools triggered by the Great East Japan Earthquake and how to respond to a society with a declining population
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18K02327
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
佐藤 修司 秋田大学, 教育学研究科, 教授 (70225944)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 広美 東京家政学院大学, 現代生活学部, 教授 (20205959) [Withdrawn]
谷 雅泰 福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (80261717)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 北海道胆振東部地震 / 熊本地震 / 震災遺構 / 水俣病 |
Outline of Annual Research Achievements |
年間を通じてコロナ禍の影響が続き、行動が制限されたが、影響が少ない時期をみつけて、7月14日から7月16日にかけて2018年9月に発生した北海道胆振東部地震の調査のため、北海道苫小牧市、厚真町、安平町を訪問し、厚真市立上厚真小学校では校長圓山芳史氏から聴き取りを行い、また、安平町教育委員会事務局で教育次長永桶憲義氏、教育指導参事小笠原伴行氏から聴き取りを行い、また、学校法人リズム学園の学園長兼園長である井内聖氏からも聴き取りを行った。小学校や中学校の状況、教育委員会の取り組みとともに、ボランティアの関わりについても、当時の状況を知ることができた。被災地の復興が進み、震災の跡は見られなくなっていたが、今後の地域振興も課題となっていた。 10月7日から10月9日にかけて、熊本県水俣市の水俣病資料館や水俣病センター相思社・水俣病歴史考証館、チッソ、水俣病発生地域と小学校等を訪問し、水俣病と水俣地域の歴史と現状について調査を行った。水俣病の経験を後世に伝えるとともに、水俣地域の再生、侵攻に向けた取り組みを知ることができた。また、2016年4月に発生した熊本地震について、熊本市や阿蘇、益城町の、震災遺構である旧東海大学阿蘇校舎や、益城町の交流情報センター「ミナテラス」、復興まちづくりセンターを訪問し、山下雅彦(東海大学名誉教授)に聴き取りを行った。当時の大学、学生の状況とともに、現在の被災地の状況、復興が進んでいる状況について知ることができた。
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Research Products
(4 results)