2020 Fiscal Year Annual Research Report
A Study on Educational Objectives and Evaluation from the viewpoints of Quality and Ability
Project/Area Number |
18K02366
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
三木 裕和 鳥取大学, 地域学部, 教授 (80622513)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
別府 哲 岐阜大学, 教育学部, 教授 (20209208)
川地 亜弥子 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (20411473)
寺川 志奈子 鳥取大学, 地域学部, 教授 (30249297)
山根 俊喜 鳥取大学, 地域学部, 教授 (70240067)
赤木 和重 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (70402675)
國本 真吾 鳥取短期大学, その他部局等, 教授 (80353100)
越野 和之 奈良教育大学, 学校教育講座, 教授 (90252824)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 教育目標 / 教育評価 / 資質・能力 / 知的障害 / 発達障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
学習指導要領改訂が求める「新しい時代に必要となる資質・能力(コンピテンシー)」の概念規定とその特徴を、知的障害、発達障害の教育との関係において明らかにする研究の最終年であった。特別支援学校、特別支援学級の教育実践と、中央教育審議会での議論、およびOECDのDeSeCoプロジェクトが示す資質能力観はどのような関係にあるかを検討した。本年度は、新型コロナ感染症の影響があり、前年までのような合宿研究会を持つことができなかったため、オンラインでの研究会を中心に6回行った。研究内容も、長期にわたる全国一斉の休校措置とその影響を、資質能力論の観点から取り入れることとした。特別支援学校、特別支援学級の実態を交流・検討したほか、併せて、急浮上した個別最適化の教育指導法、およびギガスクール構想なども視野に入れた研究とした。 フィンランドの教育について、現地での調査報告を受け、我が国の教育改革との相違について討議を行ったほか、「令和の日本型学校教育」(中教審初中分科会)を仔細に検討し、また、重症心身障害児教育の実践など、当初の資質能力論の研究課題を継続した。 研究の総括として三木裕和(鳥取大学、障害児教育学)、研究分担者として山根俊喜(鳥取大学、教育方法学)、寺川志奈子(鳥取大学、発達心理学)、別府哲(岐阜大学、教育心理学)、越野和之(奈良教育大学、障害児教育学)、赤木和重(神戸大学、発達心理学)、川地亜弥子(神戸大学、教育方法学)、國本真吾(鳥取短期大学、青年期教育学)が加わり、最終年のまとめを行った。オンライン研究会に招聘した学校教員、研究者は、このほかに十数名に上った。学校休校中の授業実践については、休校期間の長かった都市部特別支援学校教員、小中学校教員を中心に招聘した。 本研究は、コロナ禍においても、オンラインでの研究討論を重ねることにより、所定の研究目的を概ね達成できたと考えている。
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Research Products
(19 results)