2020 Fiscal Year Research-status Report
Comprehensive multi-dimensional study on citizenship education in Indonesia
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18K02367
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
中矢 礼美 広島大学, 人間社会科学研究科(国), 准教授 (70335694)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | シティズンシップ教育 / グローバル / ナショナル / ローカル / カリキュラム / 高等学校 / アイデンティティ / 社会貢献意識 |
Outline of Annual Research Achievements |
インドネシア教育大学による国際学会(5th International Seminar on Social Studies and History Education themed 'Promoting Global Competency in the Era of New Normal in Social Studies and History Learning')の招待講演として、"GLOBAL CITIZENSHIP EDUCATION IN SOCIAL STUDIES IN THE ERA OF THE NEW NORMAL"を発表し、論文は、現在プロシーディングスとして印刷中である。論文の内容は、研究実施計画のカリキュラムおよび教科書分析の部分であり、グローバルシティズンシップの観点からインドネシアの高校教科書の特徴を明らかにした。前年度はカリキュラム分析のみであったため、実際に授業で用いている教科書を分析した。高校生の受けるグローバルシティズンシップ教育について、日本の教科書とも比較を行いながら、特に現在重要な観点である技術革新とニューノーマル時代のシティズンシップのあり方を検討し、より多角的にインドネシアのシティズンシップの状況を把握することができた。 その他、前年度までに収集したアンケート調査分析、インタビュー調査分析を進めており、次年度の国内・国際学会発表および国際ジャーナル投稿の準備を進めている。また英語で国際ジャーナルに投稿するには多くの時間を費やすが、これまでに執筆したものについては英訳を終えることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
1年間、全くインドネシアでの現地調査を行うことができなかった。インドネシアでのコロナの状況が悪く、多くの地域で学校は閉鎖された状態で混乱しており、遠隔調査を依頼することもはばかられる状況であった。 ただし、前年度には計画以上の地域を回ってアンケート調査、インタビュー調査、授業観察などを行うことができていたため、その分析する資料は十分にあり、その時間も必要であった。そのため、当初の計画とは順序が変わったが、交付期間全体からみれば、やや遅れている程度であると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、アンケート調査結果の分析をSPSSを用いて行っているが、まだ十分でないため、引き続きその分析を行い、その結果は国内の学会(日本比較教育学会)で発表する。得られたコメントをもとに令和2年度に書いた論文も併せて投稿する。 また、インタビュー分析、授業観察分析も引き続き分析を進め、その結果の一部は日本教育学会にて発表し、完成したものはネパールで開催されるアジア比較教育学会において発表する。そこでの指摘をもとに論文を改良し、国際ジャーナルに投稿する。 現地調査は今年度もインドネシアの状況からして困難だと思われるが、1,2年度にほぼ計画していた地域での調査は終えていたため、成果発表を進めていく。
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Causes of Carryover |
コロナ禍により海外調査ができなかったため、予算の多くがデータ入力の人件費と英文校正となった。英文校正では年度末ギリギリまで執行額が予測できなかったため少し使用額を控えたために完全に有効活用できなかった。
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Remarks |
中矢礼美・劉国彬「インドネシアの華人系大学における中国語教育と大学生の意識」(研究成果報告書 18K 35409)2020年、pp.1-16 中矢礼美「インドネシアにおける学校に行けないことどもたち(OOSCY)とは」「西ジャワ州バンドン氏におけるOOSCYに対するNGOの支援活動」(中間報告書18K02394)2020年、pp.69-86、87-102
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