2018 Fiscal Year Research-status Report
International comparative study on sustainable school safety and its external assistance for disaster risk reduction
Project/Area Number |
18K02400
|
Research Institution | Toyo Eiwa University |
Principal Investigator |
桜井 愛子 東洋英和女学院大学, 国際社会学部, 准教授 (00636003)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ショウ ラジブ 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 教授 (30378848)
小田 隆史 宮城教育大学, 大学院教育学研究科高度教職実践専攻, 准教授 (60628551)
佐藤 健 東北大学, 災害科学国際研究所, 教授 (90290692)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 学校防災 / 持続性 / アジア地域 / 包括的学校安全 / セーフスクール / 国際協力 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、アジア地域における学校防災活動に関して、教育計画や政策との接続性、学校運営上の位置付け、学校防災の包括性、教育内容の地域性の観点から検証し、その成功・制約要因を明らかにし、 国際枠組みや日本の経験等と比較検証することである。 研究初年度の本年度は、日本の学校防災に関する最新動向の把握、学校現場での実態調査を行うとともに、研究事例地であるインドネシア国アチェ州を共同研究者とともに訪問し、現地研究パートナー等との打ち合わせを行った。また、アチェで開催された国際会議AIWEST-DR2018に参加し、これまでの研究成果を発表するとともに、情報収集を行った。 続いて、その他研究事例地としてベトナム国ダナン市を共同研究者とともに訪問し、ダナン市においてNGOによって支援された「中部ベトナムにおける学校防災教育の能力向上支援プロジェクト」の支援期間終了後の実態把握を行った。ベトナムMOET,ダナン市MOETとの打ち合わせを行い、ダナン市における調査実施の許可を得ることができた。災害種として、アチェの地震・津波、ベトナムの洪水をカバーすることができる。 さらにアジア地域の学校防災拡充に向けた取り組みの進展を把握するための文献レビューを行った。これらを踏まえて、二年次以降、各事例地におけるフィールド調査を本格展開する予定にしている。2月には、研究チーム打ち合わせを行い、来年度の取り組みについての方針確認を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1年目の活動は、当初、研究枠組の設定(事例地の決定 、文献 /政策文書等の収集/分析、調査内容・項目の精査)であったが、これに加えてベトナムでのフィールド調査のための予備調査の実施まで行うことができた。
|
Strategy for Future Research Activity |
二年次においては、ベトナム/ダナンでのフィールド調査に加えて、インドネシアでの調査も行う予定である。調査枠組みとしては、先行研究で示されているSchool Disaster Resilience Assessmentをベースに、すでにアチェでの調査をベースに研究代表者が提案する持続性に重点を置いたMinimum essentialsを明らかにするためにベトナムでの分析をもとに、調査項目の改定を図る予定である。
|
Causes of Carryover |
共同研究者の今年度予算の次年度繰越により変更が生じた。
|
Research Products
(5 results)