2021 Fiscal Year Research-status Report
International comparative study on sustainable school safety and its external assistance for disaster risk reduction
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18K02400
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Research Institution | Toyo Eiwa University |
Principal Investigator |
桜井 愛子 東洋英和女学院大学, 国際社会学部, 教授 (00636003)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
Shaw Rajib 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 教授 (30378848)
小田 隆史 宮城教育大学, 大学院教育学研究科高度教職実践専攻, 准教授 (60628551)
佐藤 健 東北大学, 災害科学国際研究所, 教授 (90290692)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 学校安全 / 防災 / 仙台防災枠組 / セーフスクール |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、調査研究で得られた知見、情報等を踏まえて論文を発表した。国際枠組における包括的学校安全の位置づけを中心とした成果、外部支援のあり方を日本の防災教育関連のODAプロジェクトの観点からまとめた成果、日本国内での包括的学校安全の観点からの実践事例、日越大学の気候変動プロジェクトの学生向け教科書の執筆分担などを行った。 また発表された論文をもとに、これらに関する成果の発表を国内外のシンポジウム・学会で発表を行い、その成果の共有に努めた。 2021年4月、台湾教育部・日本台湾交流協会が主催する台日防災教育実務経験交流フォーラム(オンライン)において、「仙台防災枠組と持続可能な開発目標(SDGs)との関連(SDGs視点からの学校防災教育の構築)」をテーマに基調講演を行い、台湾の防災教育関係者や学校教員関係者に対して広く成果を共有するとともに、台湾における防災教育の取組状況や防災教育をめぐる学校や地域、行政との関係のあり方に関する情報を収集することができた。 同年11月には、インドネシア・アチェ州のSamudra大学が主催した国際会議(オンライン)、1stInternational Conference of Applied Geography において、基調講演者として「New Realization of Disaster Risk Reduction Education in the Context of a Global Pandemic: Lessons from Japan 」 をテーマに発表を行い、インドネシアの研究者、とくに地理教育分野の研究者との議論、交流を深めた。 COVID-19の世界的パンデミックの中、海外調査を行うことができなかったが、オンラインによる国際会議やシンポジウムに参加を通じた情報収集、ネットワーク構築、成果の共有が進められた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の世界的パンデミック等の影響により、海外でのフィールド調査が実施できず、計画どおりに調査が進められなかった。インドネシア、スラウェシについてはオンラインでの調査を計画していたが予定どおりオンラインでの調査が実施できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間の延長が認められたことにより、これまでのフィールド調査そしてオンラインでの交流等を通じて得られたネットワークや知見を活かして、研究最終年として成果の取りまとめに努める。これまでの研究で得られた情報やデータを踏まえて、渡航可能な国内外フィールドでの補完調査を実施し、成果の総まとめとして英文ジャーナルへの論文投稿を目指す。
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Causes of Carryover |
世界的なCOVID-19パンデミックにより、予定していたインドネシアでのフィールド調査を実施することができなかった。その一方、オンラインでの国際会議やシンポジウムへの参加を積極的に行ったが、渡航費用が生じなかったため、次年度使用額が生じる結果となった。
研究の最終年度として、研究の成果取りまとめを念頭に、既存のデータや情報を活かしながら英文ジャーナルへの研究成果の投稿、既存データを補完するために国内外で渡航可能なフィールドでの補完調査などを実施する。
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Research Products
(12 results)