2021 Fiscal Year Research-status Report
A Comparative Sociological Study for Building an Inclusive Education System to Include All Children
Project/Area Number |
18K02401
|
Research Institution | Kinjo Gakuin University |
Principal Investigator |
原田 琢也 金城学院大学, 人間科学部, 教授 (10707665)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
濱元 伸彦 京都芸術大学, 芸術学部, 准教授 (10770711)
新谷 龍太朗 平安女学院大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (10783003)
堀家 由妃代 佛教大学, 教育学部, 准教授 (80411833)
竹内 慶至 名古屋外国語大学, 現代国際学部, 准教授 (80599390)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | インクルーシブ教育 / 障害 / マイノリティ / クイーンズランド州 / 先住民 / 移民 |
Outline of Annual Research Achievements |
年度前半は、インクルーシブ教育をめぐる資源配分の問題に焦点を定め、研究を行った。文献を通して、オーストラリア・クイーンズランド州における「教育調整プログラム」(Educational Adjustment Program: EAP)について、その仕組みや歴史的沿革、システムの利点と課題を明らかにし、成果を「限られた資源をいかに配分することがインクルーシブ教育を推進することになるのか」というタイトルで、日本特別ニーズ教育学会第27回研究大会で報告した。 後半は、分担研究らと共にLinda J. Graham編著“Inclusive Education for the 21st Century”を講読した。 また、2019年9月に実施したクイーンズランド州における調査結果を「『すべての生徒の成功』を追求するオーストラリア・クイーンズランド州のインクルーシブ教育実践」というタイトルの論文としてまとめ、金城学院大学の論集に投稿した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍にあって海外フィールド調査が実施できない状況が続いている。
|
Strategy for Future Research Activity |
海外でのフィールド調査が許される状況になれば、予定していた調査を実施する。それができないときは、文献やリモートで研究を推進する。
|
Causes of Carryover |
コロナ禍において海外でのフィールド調査を実施することができなかったため。
|