2022 Fiscal Year Research-status Report
A Comparative Sociological Study for Building an Inclusive Education System to Include All Children
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18K02401
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Research Institution | Kinjo Gakuin University |
Principal Investigator |
原田 琢也 金城学院大学, 人間科学部, 教授 (10707665)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
濱元 伸彦 京都芸術大学, 芸術学部, 准教授 (10770711)
新谷 龍太朗 平安女学院大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (10783003)
堀家 由妃代 佛教大学, 教育学部, 准教授 (80411833)
竹内 慶至 名古屋外国語大学, 現代国際学部, 准教授 (80599390)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | インクルーシブ教育 / オーストラリア / 先住民 / 外部機関との連携 / 難民 / クイーンズランド州 / 障害 / 特別な教育的ニーズ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究においては、障害のある子どもや社会・家庭環境的に厳しい状況に置かれている子どもなど、学校において排除されがちな子どもを、学校がいかに包摂していくのかを考究することを目的としている。この目的を達成するために、国内と海外における学校でフィールド調査を行い、その知見を比較することから、日本におけるインクルーシブ教育の長所と短所を明確にし、今後インクルーシブ教育が進みべき方向性を考察する計画になっている。 国内調査は、順調に進んできた。フィールドである、大阪のA小中一貫校では、障害児も共に通常学級で学ぶ「原学級保障」、学校行事や日々の学校生活の中で子ども同士のつながりを育む「集団づくり」、外国にルーツのある子どもに焦点を当てた「ハピネスワールド」などの取り組みを核として、子ども同士、教師・子ども間の社会関係資本を高めることにより、障害のある子どもや社会経済的に厳しい状況にある子どもを学校に包摂することに一定の効果を発揮していることが観察された。 一方、海外調査においては、豪州クイーンズランド州の学校を訪問した。そこでは、学校外部のエージェントとの協働が、多くの先住民や難民などの困難を抱える子どもの包摂に、多大な効果を発揮していることが観察された。今後は、学校と外部機関の協働が実際にいかんい取り組まれ、そこにはいかなる課題があるのかを調査し、日本への適用可能性について考察する予定であった。しかし、2回目に予定されていた海外調査が、コロナ禍のために実施できないままとなっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ここ3年間に及ぶコロナ禍により、2回目に計画されていた海外調査を実施することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度9月に、海外調査を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍のため、2022年度に予定していた海外調査を実施することができなかったため。
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