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2023 Fiscal Year Annual Research Report

Internationalization of Higher Education Institutions and International Students Support

Research Project

Project/Area Number 18K02410
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

大西 晶子  東京大学, 相談支援研究開発センター, 教授 (10436595)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) AN TINGTING  筑波大学, 人間系, 助教 (60801884)
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2024-03-31
Keywords留学生相談 / 大学の国際化 / 留学生相談体制 / 苦情対応体制 / 国際比較
Outline of Annual Research Achievements

留学生に対する、広義の学生支援の提供枠組みについて、引き続き情報収集を行った。さらに、留学生に対して提供すべきサービス・支援内容を定めた制度を有するニュージーランドとオーストラリアを事例として取り上げ、制度が整備されてきた背景を明らかにした。また、留学生支援が、高等教育における制度全体にいかに位置づけられているのかを整理し、二か国ともに学術的サービスと、非学術的サービスが制度上区分されていること、後者に関して、大学が提供すべきサービスの基準を定める国レベルの枠組みを有していること、留学生に対するサービス提供に関して特に留意事項が示されていることを指摘した。さらに、サービスの質を保証するために、学生の声を反映する仕組みが整備されており、そのプロセスにおいて学生自治会の担う役割が大きいことなども明らかにした。対して、日本の大学の特徴としては、留学生支援の具体が規定されていないこと、大学における非学術的サービスの制度上の位置付けが明確ではないこと、学生が参画する仕組みが整っていないことなどを指摘した。加えて支援の内容面の比較を通じて、日本の大学には、学生から大学に対する、不満や不服を受付け対応する枠組みが不在であることを指摘し、相違が生じる背景について分析を加えた。
本年度は、これらに加えて、国内大学の学生相談機関を対象とした、留学生対応体制に関する調査を実施しした。当該調査は、当初2019年度の実施を企画していたものであったが、実施直前に新型コロナウイルス感染症が拡大し、延期していたものである。調査結果を、前回2011年に実施した同様調査の結果と比較し、国内大学における多言語対応状況や、留学生対応体制の変化について明らかにした。

  • Research Products

    (4 results)

All 2024 2023

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (3 results)

  • [Journal Article] 高等教育機関における学生からの苦情への対応体制:国際通用性のある枠組みの構築に向けて一考察2024

    • Author(s)
      大西晶子
    • Journal Title

      大学経営政策研究

      Volume: 14 Pages: 19-35

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 国内大学における留学生相談体制の拡充状況と課題:2011年調査との比較を踏まえての検討2024

    • Author(s)
      大西晶子
    • Organizer
      第42回日本学生相談学会
  • [Presentation] 大学に対する学生からの苦情への対応体制:英国・豪州・ニュージーランドにおける対応枠組との比較を通じた考察2023

    • Author(s)
      大西晶子
    • Organizer
      第26回日本高等教育学会
  • [Presentation] 留学生支援の枠組の明確化に向けての一考察:豪州・ニュージーランドとの比較を踏まえた検討2023

    • Author(s)
      大西晶子
    • Organizer
      第41回日本学生相談学会

URL: 

Published: 2024-12-25  

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