2020 Fiscal Year Annual Research Report
Research on Automation of Movement Analysis Techniques for Developmental Support in Nursery Settings
Project/Area Number |
18K02473
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Research Institution | Mukogawa Women's University Junior College Division |
Principal Investigator |
崎山 ゆかり 武庫川女子大学短期大学部, 幼児教育学科, 准教授 (80435320)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川中 普晴 三重大学, 工学研究科, 准教授 (30437115)
高瀬 治彦 三重大学, 工学研究科, 教授 (10283516)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 乳幼児運動分析 / 保育現場 / 発達支援 / 自動化 / ケステンバーグムーブメントプロフィール |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は、本来であれば保育現場への講習会および海外学会での成果発表を予定していたが、コロナ禍にあり計画通りに研究を進めることができなかった。しかしながら、分担研究者との連携は順調に進み、自動化に向けた入力装置の改良版の制作が叶い、さらにはその仕様について、直接研究代表者が確認を取り、装置完成への具体的な流れをつくることができた。入力装置の開発と並行して行ってきたデジタルデータの分析プログラム構築については、その前提となる分析カテゴリーの理解と要素についての情報交換を、分担研究者との間で具体的に行うことができた。完成にはまだ時間を要する段階ではあるが、今後の継続研究を目指した基礎段階の枠組みの整理を行えた。 当初予定していた保育現場への還元については、講習会の形では不可能であったが、研究成果還元につながる教材研究などに重点を置き替えた。このことにより、本研究の中心となる乳幼児運動分析の理解へとつながる手立てを生み出すことが可能となった。 さらにこの教材研究の過程で、乳幼児運動分析に関する海外の発達支援の専門家と新たなネットワークの構築へとつながった。これらの海外ネットワークをさらに強固なものにするために、研究成果報告書は、日本語版と英語版の二言語で作成し、海外の協力者には、pdf版を送信した。保育現場への還元という具体的な活動が行えなかったものの、このような工夫により、新たなネットワーク構築と、そこでつながった乳幼児の専門家たちから、この乳幼児運動分析技法(ケステンバーグムーブメントプロフィール)の自動化に関する研究について、多様なフィードバックを得ることができた。
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Research Products
(4 results)