2022 Fiscal Year Annual Research Report
A Research on Content Organization Theory of World History Education -Restructuring from ''Contemporary Issues'' Based on the Perspective of ESD-
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18K02555
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Research Institution | Hannan University |
Principal Investigator |
祐岡 武志 阪南大学, 経済学部, 教授 (00802539)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 世界史教育 / ESD / 世界遺産 / 現代の諸課題 / ビッグヒストリー / SDGs / 総合的な探究の時間 / ICT |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度(令和4年度)は、所属大学の研究制度により1年間オランダのアムステルダムに滞在し、アムステルダム大学のEsther Quaedackers氏の支援の下に客員教授としてビッグヒストリー教育の研究を進めた。これは、これまでに明らかにした世界史とESDの関連付けを基盤に、ビッグヒストリーとESDを関連付けた教育内容開発を目的とし、ビッグヒストリーに関する国外の研究や実践を明らかにすることにある。そして、オランダを拠点とした欧州でビックヒストリーや世界遺産に関する資料収集を行い、探究的な学習とESDの研究を深めることに取り組んだ。 オンラインで開催された学会等については、6月に日本国際理解教育学会、7月と9月にEuropean Big History Network、8月に日本学校教育学会、10月に全国社会科教育学会と日本社会科教育学会、11月に日本ESD学会に参加し、2月には、社会系教科教育学会で「地球市民意識を育成する探究的歴史教育の研究 -オランダのビッグヒストリー教育に着目して-」を主題としたオンデマンドによる自由研究発表と、日本学校教育学会国際交流委員会の研究会で「ヨーロッパの学校教育と文化-オランダの窓を通して-」の発表を行った。 成果発表としては、2022年11月に、日本学校教育学会国際交流委員会編『学校教育を軸とした多様な国際交流 グローバル時代を共に生きる』へ「総合的な探究の時間とICTの活用に関する考察 -WWLコンソーシアム構築支援事業拠点校の取り組みを事例として-」を公表した。また2022年12月には、『見る・知る・考える 明治日本の産業革命遺産』に「もっと深く知るために 広げる!感じる!世界遺産!!」を執筆した。そして2023年2月には、『地理・歴史・SDGsの視点でひも解く 日本の世界遺産 全3巻』の歴史的分野とイラストSDGsコラムを執筆した。
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Research Products
(5 results)