2018 Fiscal Year Research-status Report
美術作品が導く見立てのイメージ媒介に立脚した幼児の描画発達への臨床的アプローチ
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18K02557
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Research Institution | Notre Dame Seishin University |
Principal Investigator |
小田 久美子 ノートルダム清心女子大学, 人間生活学部, 准教授 (10461229)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 見立て / 子どもの描画 / イメージ |
Outline of Annual Research Achievements |
「見立て」という、あるものを別のものになぞらえる作用は、創造にとって有効な手だてになり得る。造形遊びの中で、芸術作品を鑑賞しながら見立てによるイメージの媒介を行っていく教育実践を、本研究では展開していく。本年度の研究目的1である「実践に向けた検討」を重ねその目的を達成するため、見立てによるイメージの媒介作用に着目した造形遊びの策定と保育者の人的環境のあり方・役割に関する考察を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究目的1の推進のため、平成30年度の研究方法・計画に即して文献の検索・収集・複写・分類と資料整理を行うことができた。したがって現在までの研究の進捗状況はおおむね順調に進んでいると判断している。
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Strategy for Future Research Activity |
研究目的1で得た結果をもとに、研究目的2の観察・データ収集を平成31年度の研究計画に即して行う予定である。
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Causes of Carryover |
(理由)計画にもとづいた使用をしている。本年度の交付額よりも使用額が三千円少ない理由は、予定していた水彩絵の具の残量が使用可能な状況であったので、購入を来年度に延期することに決定したからである。 (使用計画) 平成31年度の助成金は、交付申請書の計画にしたがって適正にこれを使用し、研究を遂行する。
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