2022 Fiscal Year Annual Research Report
Impact of suicide prevention gatekeeper training on the mental health and consultation environment of university students
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18K02570
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
田中 生雅 愛知教育大学, 学内共同利用施設等, 教授 (10262776)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 優司 愛知教育大学, 学内共同利用施設等, 教授 (70377654)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 大学生 / メンタルヘルス / 自殺相談対応研修 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、平成30年から令和3年度に行ったこれまでの二つの調査(調査1、調査2)について結果をまとめ、海外の学会での発表にチャレンジしたものの発表の機会を得られなかった。また、和文での論文投稿中である。 調査1:大学生の自殺相談対応に関する研修状況と今後の課題について明らかにすることを目的に、平成30年から令和3年度に研究代表者が学内で担当した3講座内にて、1時限ずつを用い自殺相談対応研修を実施し、終了時に受講した学生にアンケート調査を実施した。教材は、全国大学メンタルヘルス学会HPの「あなたが守るいのちのともしび」テキストを使用した。 調査2:学生のメンタルヘルス状況や健康状況と自殺相談の関連を見るため、健康診断時アンケート調査を平成30年から令和3年度学生定期健康診断時に実施した。 これらの2つの調査より、自殺相談対応研修を受講した群と受講しなかった群を比較し、検討した。結果より、自殺予防相談研修を受講する学生では、メンタルヘルスに関しての自身の問題を抱えている学生が多くいること、COVID-19の影響下であっても、精神的な健康度が悪化する傾向はみられなかったことが明らかになった。受講した学生は、後に深刻な相談に対応する傾向がみられることが分かった。また、自殺予防相談研修を受講する学生においては、COVID-19によるメンタルヘルスへの関心よりも、もともと自分自身が抱えているであろう健康課題についての研修へのニーズがあることが示唆された。 上記の結果内容については、現在英文論文投稿を準備中である。
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