2019 Fiscal Year Research-status Report
射影量の文章題に関する記述力・論述力を育成する教育課程の開発
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18K02588
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Research Institution | Tohoku Gakuin University |
Principal Investigator |
加藤 卓 東北学院大学, 文学部, 教授 (10709140)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
守屋 誠司 玉川大学, 教育学部, 教授 (00210196)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 射影量 / 割合 / 速さ / 文章問題 / 記述力 / 論述力 / 教育課程 / 教育計画 |
Outline of Annual Research Achievements |
国外での研究に関しては,3月初めドイツでは,まだSARS-CoV-2を原因とするCOVID-19は日本よりも少なかった。そのため,教育資料収集とカールスルーエの研究協力者と研究打ち合わせ,学校訪問をして射影量に関連する授業参観を通して指導の実際の調査を行い,さらに,ヴュルツブルク大学で開催されるGDM2020で学会発表を行う計画で3/1に渡独した。マスク・消毒液を持参し,体温測定等で健康状態を記録して臨んだ。 古書店等で教育資料を収集し,Klettの教科書販売所ではバーデン・ヴュルテンベルク州版の最新教科書を入手することができた。しかし,ドイツでCOVID-19が爆発的に拡大するように急変し,亜細亜人への嫌疑のため,GDM2020の事務局長から日本人の学会への不参加勧告があった。何度も参加交渉を繰り返したが,シュトゥットガルトで感染者が出たためGDM2020開催が延期となった。また,カールスルーエでの授業参観は,受け入れ困難となった。その後,研究協力者とカールスルーエで研究打ち合わせを行い,ギーセンにて教育資料を収集することはできた。しかし,以後の計画が全て実行不可能になったため急遽帰国し,3/9から14日間の自宅待機を行った。 国内の研究に関しては,新たな研究協力校の協力を得て,射影量に関する文章問題の演算構造による難易度調査を,小・中学校にて実施した。その成果として,演算構造による難易度にはある傾向あることを明らかにすることができた。3月末の国内学会では,紙上ではあるが報告をすることができた。 また,ドイツの数学・物理の教科書を所蔵する図書館にて,ドイツの数学の論述に関する教科書・参考書の調査を行い資料を収集し,ドイツでは論述教育の計画が構築されていることを明らかにすることができた。 2019年度の後半は,COVID-19の影響が大きく,研究の進捗を著しく妨げられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2019年度後半から,SARS-CoV-2を原因とするCOVID-19により,学会発表が延期になるなどして研究計画が予定通り実施できない状況となった。2020年度にに入っても,公教育の学校が休校状態であるため,研究活動にも自粛が要請された。さらに,2020年度の上海でのICME14も来年度に延期になり,研究発表の予定が1年延期される状態になった。
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Strategy for Future Research Activity |
SARS-CoV-2を原因とするCOVID-19の蔓延状況については,見通しがつかない。 本研究の実行で不可欠な学校現場の安全状況が不安定であるため,慎重に研究を進める必要がある。 また,既に,研究成果発表の学会が少なくとも1年延期することとなっているが,延期された学会での論文発表を粛々と進める。また,当初の計画を完遂するために,研究期間を1年間延長することを検討する。 漫然と状況の改善を待つだけでなく,機会をうかがって,海外の研究協力者と密接に連絡をとりあい,研究計画の執行と進捗状況の回復に努める。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症により,海外での学会が延期となり,早期に帰国しその分の経費が掛からなかったため。また,3月中旬以降であり,海外での教育調査の費用の会計上の歳出が次年度にずれこんだためである。さらに,外出自粛要請とともにPC関連部品の高騰があり,価格が安定するまで物品購入を見送ったためである。
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Research Products
(2 results)