2020 Fiscal Year Research-status Report
外国語ティーム・ティーチング改善のための教員研修プログラムと支援ツールの開発
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18K02626
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
池野 修 愛媛大学, 教育学部, 教授 (70294775)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ティーム・ティーチング / ALT / 教員研修 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,小学校外国語及び中学校英語におけるティーム・ティーチング(TT)授業に関する詳細な調査を行い,調査結果に基づき,TT向上のための教員研修プログラム,TT支援のためのツール(例えば,授業打ち合わせシート,TT授業評価ルーブリック)の開発と評価を行う研究である。3年次となる2020年度の主要な研究成果は,本研究の核となる「TTに関する教員研修プログラム」に関する論文を纏め,『四国英語教育学会紀要』第40号に発表したことである。この論文では,主に次の2点の研究成果となる情報を提示している。第1の情報は,開発したTT教員研修プログラムの具体的内容であり,(A) TTの意義や教員の役割分担の理解,(B) 調査結果に基づくTTの課題の考察,(C) TTを効果的に行うための英語表現の練習,(D) TT授業計画シート及びTT授業振り返りシート,ALTへの要望をまとめたシートなどの「TT支援ツール」のカスタマイズ,(E) ALTと行うスモール・トークの実演などを含む。論文中で報告している第2の情報は,評価データに基づく「TT教員研修プログラム」の成果と課題と教員研修プログラム改善に関する情報である。科研最終年度には,他にも,日本人教員/ALT対象を対象とする,修正した研修プログラムの実施と評価,修正した「TT授業計画シート」「TT授業振り返りシート」の活用と評価などを計画していたのであるが,コロナ禍が原因で教員研修等が軒並み中止になったため,これらのことを実施することができなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年度は,本研究の核となる「ティーム・ティーチングに関する教員研修」をまとめた論文を発表したが,コロナ禍が原因で,評価データに基づき修正中の教員研修の実施ができなかったため,1年間延長し研究を取りまとめることとした。また,調査は一応終了しているものの,まだ発表できない成果(例えばALT調査の結果)を論文としてまとめる予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
1年間延長した結果最終年度となる今年度は,次のような形で研究を推進する予定である。(1) 2019年度に実施した教員研修実施結果に基づき,教員研修プログラムに改善を加え,再実施する。(2) ALT対象に行なった調査の結果を論文として纏める。(3) 「効果的なTT教員研修プログラム」をまとめた冊子を作成する。
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Causes of Carryover |
コロナ禍の影響で,修正したTT教員研修プログラムの実施ができなかったり,研究成果を発表する予定であった学会が中止になったりしたため,計画していた予算が未消化になり,今年度に繰り越すこととなった。今年度は,研究費を主に研究成果の取りまとめ(追加の分析,論文執筆,冊子の作成など)に使用する予定である。
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Research Products
(1 results)